DHMOの恐怖

 突然だがジハイドロジェン・モノオキサイド(DiHyrodogenMonoOxide:DHMO)という化学物質をご存じだろうか。DHMOは無色・無味・無臭の化学物質で、毎年全ての汚染物質を合わせたよりも多くの人々を死に至らしめており、物品に与える損害も甚大であることが科学的に疑問の余地なく証明されているにも関わらずその存在を問題視している人はほとんどいない。

 DHMOは極めて浸食性の強い化学物質であり、酸性雨の主成分であり、地球温暖化の原因となる温室効果にも関与している。少量の摂取でも嘔吐などの症状をもたらすことがあり、過剰に摂取した場合は数分以内に意識を失いそのまま死亡することもある。

 生命に対する長期的な影響も大きく癌の組織には必ずDHMOが高濃度で含まれることが知られている。DHMOは生物に対し強い依存性を発揮する。摂取を停止すると極めて激しい禁断症状を生じ、致死率はなんと99%以上にのぼる。

 DHMOは全国の河川や湖沼だけでなくすでに地球規模で広まっており南極の氷の中にすら検出される。これらの事実にも関わらず、DHMOは溶解や冷却の目的で広く企業利用されており、原子力施設や化学工場でも使われ、農薬散布、動物実験にも使われている。

 企業は使用済みのDHMOを大量に河川・海洋に投棄しており、それは違法とされていない。先進各国はDHMOの規制を、経済活動に重要であるなどの理由からまともに取り上げようとしたがらない。一方で先進各国の多くの軍事施設には近代的な施設が造られ使用に備えて大量のDHMOが備蓄されている。

 現在DHMOの全面禁止を主張する者は社会的身体的安全が保証されない状況にある。ここに書かれていることは全てまぎれもない事実である。ここまで読んでもまだ問題に気づかない人は少し科学と社会問題についての意識を高める必要があると思うがいかがだろう。

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