『Ever17 ~the out of infinity~』

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 ひぐらしのルーツ的作品の1つとして何度か良い評判を聞いたのでプレイしてみた。

 紹介ページ(公式)を参照の通り「ベタなギャルゲーの皮をかぶったサスペンスと見せかけて実は謎解きがキモ」というコンセプトは確かにひぐらしに通じるところがある。

 ミスリードを乱れ撃ち、どうしても解けない謎で気を引き、多少無理があってもパワーで押し切るという技術的な面もよく似ている。

 2人の主人公の視点と、それぞれ2人ずつのヒロインのルートを選択でき、4人全員のルートが終わると全ての謎が明かされる最終ルートが登場するという設定。

 最初の4ルートまでは「映画のアビスかディープブルーみたいな設定の無難でベタなギャルゲー風サスペンス」に過ぎないのだが、それらを伏線とした最終編は見事の一言である。

 ひとつひとつのネタはありがちなものばかりなのだが、それらの虚実(ミスリードと本ネタ)取り混ぜた組み合わせの妙、そして映画でもコミックでも小説でもできないサウンドノベルならではのトリックは、この分野で二度と越えられないのではないかと思わせるほどの迫力がある。

 ギャルゲー嫌いの私でも気にさせないほどのものなので、元からギャルゲーに抵抗のない方には文句なしにおすすめである。

 しかし、ひぐらしをやった後だと選択肢を選んで試行錯誤しながら同じような文章を何度も読まされるのが非常に面倒くさく感じてしまう。ネタバレ無しの攻略チャートを探して素直にそれに従ってしまう方がいいかもしれない。私はそうした。

 最初の4ルートの選択順は自由だが、流れ的にはオープニングムービーで登場する順に従うのがいい。ちなみに最終編のネタバレはこのゲームの存在価値を8割方無くしてしまうので絶対に避けること。

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