ひぐらし人狼:補足

 これから解説しながら検討して改善点等考えてみる。まず最初に考えたのはひぐらしキャラを使ったロールプレイをまともに行うためにはキャラと能力を一致させなければならないということ。しかし、誰がどの能力者かわかってしまっては人狼にならない。

 そこで発想を変えて能力者と人狼を見分けるのではなく、キャラと能力はセットで固定し、その代わり能力と関係なく鬼と人がいるという分け方でできないかと考えた。

 人狼で言えば誰が占い師で誰が狩人で誰が霊能者は全部わかっていて、代わりにその占い師や狩人自身が人狼かもしれないというシステムである。ついでに能力者の割合を増やし、全体の人数を減らすこともできる。

 各能力について説明。まず巫女能力。これは初日の情報量を増やすためランダムに1人判定するというマイナーチェンジを除けば、人狼の占い師そのもの。人狼との違いは当の占い師自身が鬼という可能性があるので、人狼の真占い師vs偽占い師の事態が1人でも生じうるということ。

 もちろん2人の巫女が人鬼に分裂するということもあり得る。判定が食い違ったらどちらが嘘をついているかわかるだろうか。同じ人物を占うことにしても結果を保証する手段はないのだ。

 検死能力者は人狼の霊能力者と能力は同じだが重要性が増すようにルールの方を変えた。つまりひぐらしの特徴のひとつ死んだ人がなぜ誰に殺されたかさっぱりわからないという状況をシミュレートするため、死んだ人は昨晩死んだということ以外何もわからないことにする。

 投票結果を見て一位だった人はほぼ確実にそのせいで死んだということはわかる。もう1人の死者は微妙なことになる。鬼に襲われて殺害された人なのか、警備に引っかかって返り討ちになった鬼なのか、それとも知恵に埋葬されたのか、その知恵は人か?

 わからない。従って、死者が人か鬼かだけでも確実に判定できる検死能力はかなり重要である。その検死者が鬼で嘘をついていたら……。もう知らん。

 人狼の共有者は必ず人間であるもう1人のペアを知ることができるだけでほとんど村人と変わらない。しかし初期にカミングアウトすることで取り敢えず信用できる白候補(人狼や狂人が騙るにはメリットが低いから)という扱いになる。

 この共有者が中途半端に感じたので、共感能力者は人狼の共有者をパワーアップさせた設定にした。相方が人か鬼かがいきなりわかる。人同士の場合それを宣言することになる。

 COするか悩む余地はない。なぜなら人と鬼のペアになった場合必然的に互いを鬼と告発することになるからである。人鬼ペアの人の側は、いきなり鬼を1人確実に発見したのだから告発しないワケにいかない。

 鬼の側は黙って初日に生贄になるわけにいかないので相手を鬼と言わざるを得ない。人はそうやってお互いに疑惑を受けるとわかっていても告発する。なぜなら人と鬼は最初10体3のため、人の命は鬼の命より相対的に軽いからである。従って告発し合わないのならそれは人同士ということとほぼ同義である。

 しかし低い確率だが鬼同士ということがあり得る。その場合面白いことになりそうである。人同士と思わせておいても良し、巫女の1人に鬼がいれば敢えて対立して見せて1人を犠牲にする代わりに1人を絶対白と信じさせる手もありそうである。いずれにせよ。初日の議論の確実なたたき台になってくる。

 人狼の狩人はCOしない方が得なので上手くやっても褒めてもらえなかったりいまいち地味な能力者だ。人狼の狩人は自分を守れないが、こちらは誰が狩人に当たるキャラかはわかっているので自分も護衛対象にできることにする。そして護衛成功の場合、襲撃が失敗するだけでなく鬼が死ぬことにする。

 これは鬼にとってちょっと厳しすぎるかもしれない。その場合鬼を3名から4名にするか、殺される者を鬼側が選択できる(あらかじめ実行犯を決めておくとか)などの対策が考えられるが、死んでしまうこと自体は変えたくない。

 毎日必ず2人以上の死者が出る(投票結果はあらかじめだいたいあたりが付けられるので鬼が投票で生贄になる者を殺害対象に指定するケースは少ないはず)ことによって最大6日で決着がつくようにして、1ゲームを一週間以内におさめたいからである。

 最後に全く新しい能力者も欲しいと思って作った代行者だが、1回だけ鬼と同じように1人を殺害することができる。ただし鬼のように誰が鬼かわかっているわけではないので、鬼に騙されたりして人の同士討ちになることもあり得る。警備に殺されてしまう可能性もある。その警備が鬼かもしれないし。

 こんなところかなあ。出任せではあるけど一応ひぐらし人狼ゲームとして成立すると思うけど。一度IRCなど使って模擬プレイしてみたいところ。あと実際に人狼BBSをプレイしたことがある方の御意見を求めたい。

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