なぜ日本のマンガ・アニメにはエセ神父ばっかり出てくるの?

トライガンマキシマム (2) (YKコミックス (888))

 という質問を受けたことがある。どんなシチュエーションで聞かれたかはよく憶えていない。(たしか『トライガン』の絶頂期だったので、おそらくニコラス・D・ウルフウッドを念頭に置いた質問と思われる。)

 しかし、どう答えたかははっきり憶えている。私は「そりゃ本物の神父が出てきたらキモいからに決まってんだろ」と答えた。

 その後、日本のマンガ・アニメにもわずかながら本物の神父は登場するようになった。代表的なのはベルセルクのモズグス様だ。

 『HELLSING』のアンデルセン神父も、モズグスに比べると微妙ではあるが、やはり単なるコスプレとは一線を画している。

 彼らは、もちろん漫画的誇張を施されてはいるが、ある意味確かに「本物」の神父であり、それ故に日本ではモンスターあるいはフリークスとならざるをえないのである。

おまけ

 やはり日本ではウケが今ひとつ。

コメント

  1. うめぼし より:

    萌えについて最近ようやく意味が解ったような気がしていたけど、また解らなくなりました。
    勉強し直します。

    あ、はじめまして。
    次回を楽しみにしてます。

  2. 匿名 より:

    ずっと《待て!次回!》が続いてやきもきさせられっぱなしです

  3. 木戸孝紀 より:

    >破戒僧っていうのは一種のベタな萌えジャンルなんじゃない?

    うんもちろんそれは分かってる。
    でも、その意味ではモズグスもアンデルセンも破戒僧は破戒僧だ。
    にも関わらず彼らはニコラスとは全然違うんだよね。

    この話題は後でもっと掘り下げる機会があると思う。
    というかこのエントリはその布石。

    あとわかってるついでに予想されるツッコミに対して
    先回りして答えておくとニコラスは牧師。
    (どっちにしろ似非だから別にいいだろ!)

  4. 匿名 より:

    え・・・あ・・・うん・・・・。その返答が流石ですね、普通ぱっと答えられない。
    「御主人さま」とか言うメイドもイケメン執事も完全にエセだし、本物(っていうか自分の仕事の領分をわきまえた人)がでてきてもなんら面白くなさそうだし・・・
    破戒僧っていうのは一種のベタな萌えジャンルなんじゃない?

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