ネクトカリスはイカだった!?

ネ大改造!!劇的ビフォーアフター

 バージェス動物群について久々に面白いニュースが。ハルキゲニアの上下逆転以来の衝撃かもしれん。

 摩訶不思議と思われていた化石が徐々に既知の分類に収まってくる歴史を辿っているので、方向性は意外ではないのだけど、まさか頭足類とは。

 カンブリア爆発についての意見がどうあれ、頭足類ほどのグループ(の先祖)が見つからなかったらむしろ不思議なわけなので、驚きではあるが妥当な話に思える。

謎の古代動物は原始イカ類=5億年前の新化石分析?カナダ

 約5億年前の海に生息した頭はエビ、体は魚に似た謎の小さな動物「ネクトカリス」は、現在のイカに似ているが、足に見える腕が2本しかない姿だったことが、カナダで新たに発見された多数の化石の分析で分かった。イカやタコの頭足類に分類され、同類の化石としては従来の記録を約3000万年さかのぼり、最も原始的という。カナダ王立オンタリオ博物館の研究チームが27日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 ネクトカリスは、「カンブリア紀の大爆発」と呼ばれる多種多様な動物の大量出現期に現れた動物の一種。世界遺産に登録されているカナダ西部ロッキー山脈の自然公園で約100年前、不完全な化石が1個だけ発見され、1976年になって学名が付けられた。
 研究チームは同所で新たに見つかった91個の化石を分析。その結果、体長2〜5センチ、イカのように平たい体で、小さな頭部に一対の目と腕があり、えらや幅広いひれを備えていることが分かった。頭部には、タコが墨を吐くのと同じ器官もあり、遊泳中に海水をジェット噴射して加速。腕で獲物を捕らえたか、海底で死んだ動物をあさっていたとみられる。(2010/05/27-07:02)

(時事ドットコム:謎の古代動物は原始イカ類=5億年前の新化石分析?カナダ)

おまけ

 頭足類→タコ→パロディウス。BGMもいい。

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