おすすめ本書評まとめ2011年6月版

(本文とは無関係)

『悩ましい翻訳語―科学用語の由来と誤訳』★

 垂水雄二著。いやエロい意味ではなく。「ギニア豚」って何でしょう?

『虫歯になる人、ならない人』★★★

 西川義昌著、白石拓著。合言葉は「歯は臓器」。コンパクトでいい感じ。自分の将来の健康のためにも、小さい子供がいる人は子供のためにも、おすすめ。

『知覚は幻 ラマチャンドランが語る錯覚の脳科学』★

 V・S・ラマチャンドラン著、D・ロジャース=ラマチャンドラン著、北岡明佳監修、日経サイエンス編集部。薄くて大きく図が豊富。錯視・錯覚や関連する脳科学が好きだが、ラマチャンドランの本を読むのは面倒という人に最適。

『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』★★

 荒木飛呂彦著。映画にしか興味ない人には薦めないが、ジョジョ好きは必見。ホラー映画が見たくなった。

『プログラマが知るべき97のこと』★

 大勢の著者が見開き2ページで1テーマずつ語る。有益なエピソード多い。

『世界言語文化図鑑―世界の言語の起源と伝播』★

 バーナード・コムリー、スティーヴン・マシューズ、マリア・ポリンスキー編。見てるだけで面白い。こういうのも生物図鑑と同程度に、学校の図書室とかに常備されるようにならないものかね。

『エイズを弄ぶ人々 疑似科学と陰謀説が招いた人類の悲劇』★★★★

 セス・C・カリッチマン著。『抑圧された記憶の神話』以来の怖面白さ。忘却からの帰還のおかげで多少は知っていたが、聞きしに勝る悲惨さ。エイズ否定論に限らず、疑似科学あるいは陰謀論一般についての本としても大変有用。おすすめ。

『海賊の経済学 ―見えざるフックの秘密』★★★★

 ピーター・T・リーソン著。すごく面白い。shorebird先生のまとめが非常に正確なので、それ見て興味がある人はぜひ。

おまけ

 無法と経済活動。

コメント

  1. haostin より:

    すいませんorz

    ブレインデッド (1992年)
    ビデオドローム(1982年)

    ・・・・・だった。本気で今まで製作年逆だと間違って記憶してましたorz

  2. haostin より:

    でも、ロード・オブ・サ・リングが好きな人にあまり勧めたい映画ではないですからねぇ。「ゴラム可愛い!」とか言ってるヤツなら別ですが。
    自分的にはビデオドローム見てやたら感動した後に見ちゃたからなぁ。若干ホラー描写の世代的なモノを感じましたw

  3. 木戸孝紀 より:

    そうかなあ。
    ブレインデッドはいろいろぶっ飛んでるけどクソ映画ではないと思うが。

  4. haostin より:

    荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論の項目読みましたが・・・
    どんだけ皆、「ブレインデッド」好きなんだよwww
    いや僕も好きですけど、ジャケット詐欺のクソ映画って事には変わりないと思うんですが(–;)

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