村上龍『あの金で何が買えたか―バブル・ファンタジー』

文庫改訂版 あの金で何が買えたか―史上最大のむだづかい’91~’01

 このエントリを見て何か懐かしい既視感をおぼえたと思ったらこの本だった。面白くてインパクトがあることは認めるけどあまりフェアとは思えない。こういう宣伝が必ずしもフェアじゃなきゃいけないと思っているわけではないけど。

 単に日常レベルの物事に換算するということ以外で最大のポイントは「AがBまたはCまたはDまたはEまたは…に相当する」という内容を「AがBとCとDとEと…の全部に相当する」かのように錯覚させることだろう。

 他にどんな技巧が凝らされてそうか一度自分の頭で考えてみるのがいいんじゃないかと思う。こういった数字リテラシーに関しては下の本がおすすめ。

コメント

  1. 哲人 より:

    別に不公平とは思いませんが。
    事実を凡人に解り易い様に視覚化しただけでしょう?
    何故不公平になるのか意味が解らない。
    それをネタにaffiliateで自分の利益に誘導する方が不公平だと思うが、、、

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