アムネスティがミャンマーの動画公開 ネット遮断、情報統制厳重

(本文とは無関係)

 最近こういうニュースや中国のネット検閲とかグーグル八分の話を見る度に、情報通信技術の進歩は一般に民主主義など自由体制の発達を促すと考えられているのは間違いなんじゃないかと思う。

 確かに国の端から端から連絡するのに早馬で何週間もかかるのでは、まともな選挙を公布するのも実施するのも難しかろう。だから高度な自由体制の構築と維持にはある程度の情報通信技術が必要だということは言えそうだ。

 しかし、情報通信技術が必ずしも自由体制の発達をもたらすとは言えないのではないか。過去の歴史がそのように見えるのは、我々の多くが、情報通信技術が大幅に進歩する時期に、たまたま民主主義体制の国に住んでいたというだけのことに過ぎないのではないか。

 情報通信技術の発達が本当にもたらす現象は、その時すでにある体制をますます安定させることではないのか?

 現在の中国で不満を持つ人間が共産党の一党独裁を倒そうとする企ては、項羽や劉邦が始皇帝の独裁体制を倒そうとすることよりも簡単だろうか? タイムマシンで江戸時代にインターネットを持ち込んだら徳川幕府の存続期間は有意に縮まるか? どちらも、特にそんなことはなさそうだと思える。

 『漂流教室』よろしく、現在の北朝鮮が別の地球に一国だけ独立して存在するようになったら、朝鮮労働党の*1独裁はいつまで続くだろう? 半永久的に、という答えがあってもおかしくはないと思う。

 私達はいま歴史の変曲点のごく近く、おそらくちょうど通り過ぎたところにいて、この前後のわずかな期間に起きた、あるいは起きることは、歴史の他のどの時点で起きた、あるいは起きることに比べても、桁違いに重要な影響を及ぼしうる。

 マンガチックに聞こえるかもしれないが、私達が現在こういった問題に対して取る態度の一つ一つが、500万年後の銀河系に存在するのが銀河帝国であるか銀河共和国であるかの分かれ目である*2というのも、実際にありうることなのではないか。

*1:金一族の、ではない。個人は凶弾一発でも正月の餅を喉に詰めても死ぬのでそんなに安定ではない。
*2:SWや銀英伝的な意味で。

おまけ

 なにこのイカス(死語)アニメ! 本編観たい。ちょっと魔夜峰央っぽい。

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