繁田信一『殴り合う貴族たち―平安朝裏源氏物語』

殴り合う貴族たち―平安朝裏源氏物語

 要約すると文学しか注目されない平安貴族の暮らしだけど、実情はわりとカオスでしたという話。当たり前と言えば当たり前なのだけど、こういう幻想が破壊される感は個人的に大好きだ。

 後半はだんだん似たような内容の繰り返しになってきて、一般的にはあまり面白い本とは言い難いので、そんなに積極的におすすめはしない。ものはついでだが、源氏物語については、

 の音読mp3と、

 のHTMLヘルプ版の組み合わせが、目下最強の環境ではないかと思われる。いい時代になったもんだ。

参考リンク

おまけ

 殴り合いで幻想が破壊される感つながり。

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