アニメコミック

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ファイブスター物語が9年ぶりに連載再開

図書館で偶然Newtype見かけて読んで、思わず「ファッ!?」って声が出そうになった。  どうしても中断直前のログナーから桜子への台詞が思い出される。  では聞くが貴様自分の最高傑作にそれができるか? それができる者こそ超一流と呼ばれるのだ! なぜだ? それは最高作が生まれた瞬間に“次”が見えるからだ!  あれ自分自身に言ってたのかね?
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ハガレンのキャラが「肝っ玉母さん」と「仕事人間」ばかりな件

最近まで、週に何度か『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の深夜再放送をやっていたので、録画して目覚まし代わりに見ていた。  すごい傑作なのは改めて言うまでもないが、今回気づいたのはキャラの性格の幅が意外なほど狭いということだ。  特に女性キャラは9割9分まで「肝っ玉母さん」の一類型に収まる。  トリシャ・イズミ・ピナコ・ブラッドレイ夫人・グレイシアあたりは、そのまんま肝っ玉母さ...
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ファンロード本誌のコレクション完了

私はあまりコレクション――使用するためではなく集めるだけが目的のコレクション――というものはしないたちだが、唯一雑誌の『ファンロード』を集めていた。  読まなくなってからの時代の分が、これまで何冊か欠けていたのだが、和田慎二の訃報をきっかけに思い出して久しぶりに調べたら、結構あっさりネットで買えた。これで本誌は創刊号から休刊まで全て*1コンプリートした。  二次創作・CGM・パロディ精神といった、...
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和田慎二死去

「スケバン刑事」漫画家の和田慎二さん死去  和田慎二氏 61歳(わだ・しんじ、本名・岩本良文=いわもと・よしふみ=漫画家) 5日、虚血性心疾患で死去。告別式は未定。  広島県生まれ。1971年、大学在学中に「別冊マーガレット」でデビュー。「超少女明日香」シリーズや「ピグマリオ」など少女漫画で活躍。テレビドラマ化、映画化もされた「スケバン刑事」は大ヒットした。現在は、「ミステリーボニータ」(秋田書店...
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弐瓶勉『シドニアの騎士』

弐瓶勉には『BLAME!』で一時期すごくハマっていたのだが、『BIOMEGA』がいまいちだったことから、新連載のこれはずっとスルーしていた。  しかし今回、のうん君のつぶやきがきっかけでレンタルして1-4巻までまとめて読んでみたら、メチャメチャ面白かった。  いつも通りの異常なセンスと「普通さ」とでも言うべきものが両方そなわり最強に見える。『BLAME!』の絶頂期ほどとは言わなくても再び注目したい...
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よしながふみ『大奥』

今まで全く気にも止めていなかったが、どこかでジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞を取っていることを知って、TSUTAYA のコミックレンタルで借りた。予想よりかなり面白い。  元々BL系の作者だという話から、とりあえず男が掘られてりゃ高く評価しちゃう的なアレじゃないのか? という予断もあったのだが、いい意味で裏切られた。  男女逆転というテーマを聞いたときは、そんなに興味は持てなかった。ジャイアン...
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ゴルゴ13の出身が決して明らかにならないのはなぜか?

ゴルゴ13の出身は、たびたび話題になるものの、決して明らかになることはない。なぜか?  ある意味では答えは簡単だ。多分あなたもすぐ思いついた通りだ。明らかになってしまったら、いつでも使えて確実に人気のあるネタの一つが無くなってしまうからだ。  しかし、それはあくまで至近要因だ。なぜゴルゴの出身が確実に人気のあるネタなのか?  想像してみよう。ついにゴルゴの真の出身が疑問の余地なく判明した! 実はロ...
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久住昌之 谷口ジロー『孤独のグルメ』

知る人ぞ知る怪作。タイトルの時点ですでに何かが決定的におかしい。  内容も、輸入雑貨の貿易商を個人で営んでいる井之頭五郎という普通の男が、腹を空かして普通に食事をするというだけ。本当にただそれだけ。  藤子不二雄のSF短編で、食事と性行為に関する羞恥心の概念が逆転した世界に迷い込んでしまう男の話があった。(参考)  その世界では、食事は個体の維持にしか貢献しない利己的な行為だから、一人隠れてこっそ...