コミック

アニメコミック

遠藤浩輝『EDEN 〜It’s an Endless World!〜』終了

『蟲師』の最終回が載ってると思ってアフタヌーン8月号を買ったら、延期で載っておらず、代わりに現代日本コミックの三大厨房作家の一角である遠藤浩輝の『EDEN』が最終回だった。  ずっと読んでいたわけではないが、カチュアの○ツ出しの頃が一番面白かった。あの頃は結構期待してたのだけど、思ったより突き抜けないで無難に終わってしまった印象がある。  ちなみに厨房作家とは、中二病的な感性を成長によって乗り越え...
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遠藤誉『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』

昔(中国ではないが)アジアの国に住んでいて、日本のサブカルチャーやその海賊版の浸透ぶりを肌で感じたことがあるのでこの話題には興味がある。  読んでみたが、かなり面白かった。内容については下手に解説するより下の場所を読んでもらった方がいいだろう。無料登録してでも読む価値あると思う。 中国"動漫"新人類 (中国"動漫"新人類):NBonline(日経ビジネス オンライン) おまけ 【ニコニコ動画】漫画...
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デビルマン・寄生獣・ネウロに共通する進化論へのまともな理解 後編

(前回の続き)  で、最後にネウロだ。  最近出てきた新しいボスキャラ「シックス」の設定は、一見『オレが進化の頂点を極めた究極生物なのだッ!』的ないい加減な理解の代表に見える。  しかし、実は定向進化を実体のあるものであるかのような言い方をしていることを除けば、原理的におかしいところは何もなかったりする。  こんなまっとうな方法で進化した少年漫画のボスキャラというのは前代未聞ではないかと思われる。...
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デビルマン・寄生獣・ネウロに共通する進化論へのまともな理解 中編

(前回の続き)  『寄生獣』はこのような文章から始まる。 地球上の誰かがふと思った 『人間の数が半分になったらいくつの森が焼かれずにすむだろうか……』 地球上の誰かがふと思った 『人間の数が100分の1になったらたれ流される毒も100分の1になるだろうか……』 誰かが ふと思った『生物(みんな)の未来を守らねば…………………………』  これはガイア理論のかなりトンデモ寄りな解釈――地球には超科学的...
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デビルマン・寄生獣・ネウロに共通する進化論へのまともな理解 前編

現在少年ジャンプでほぼ唯一と言っていいぐらい着目している『魔人探偵脳噛ネウロ』であるが、最近の展開は単に面白いというのとは違う意味でちょっと興味がある。私が以前から持っている作業仮説を検証できる機会だからだ。それは、 進化についてのまともな理解にヒントを得ているマンガは奇跡的な傑作になる可能性が高い  というものである。少年漫画で進化について触れられる場合『オレが進化の頂点を極めた究極生物なのだッ...
アニメコミック

アフタヌーン10月号で『ブラム学園!』復活

映像化プロジェクトの宣伝のためなのか、3年ぶりにブラム学園!*1が載っているという情報をキャッチして、数年ぶりにアフタヌーン買った。  絵と内容のギャップがたまらん。  たぶん前回同様単行本化されないだろうから永久保存推奨。 *1:知らない人のために補っておくと弐瓶勉のSFコミック『BLAME!』のセルフパロディである。 おまけ  あっちゃっちゃやりびだばりんだばりつたんてんだばてんらんどーあばり...
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永野護『F.S.S.DESIGNS 2』

設定厨も極めれば商売になる……って感じか。こういう奇妙奇天烈な服やマシンのデザインができる人の頭の中は一体どうなっているのか不思議だ。  新しい絵のほとんどが昔の絵より下手に見えるのだが、これは作風の変化なのか? それとも、技法がデジタルセルとされているものと気に入らないものがほぼ正確に一致するから、道具の問題なのか? どっちなんだろう。 おまけ  何かわからんがすごいぞ。 【ニコニコ動画】でっか...
政治経済社会

久間防衛相が辞任「しょうがない」発言で引責

asahi.com:久間防衛相が辞任 「しょうがない」発言で引責  - 政治  核兵器は酸っぱい葡萄だというのは日本としてはまだ当分維持しなければならない嘘だ。  政治家は国民のために嘘をつくのも仕事。空気読んでちゃんと嘘がつけないなら辞めさせられるのもまあしょうがない。  ただ酸っぱい葡萄メソッドは所詮自己欺瞞なのでストレスがたまる。うまくストレスを解消できるフィクションを作ることができれば受け...