2017 1/2

『げんしけん』★★★

 木尾士目著。連載当時のアフタヌーンを読んでいたはずだが、あまり興味がなかった。完結を機に改めて全巻読んでみたら、結構おもしろかった。

『白と黒のとびら: オートマトンと形式言語をめぐる冒険』★

 川添愛著。確かに奇書レベルの尖った本。人を選ぶだろうが数学好きなら一見の価値はあるかと。

『赤の女王 性とヒトの進化』★★★★★

 マット・リドレー著。なぜか今まで紹介してなかった。名著と言えよう。

『インフレーション宇宙論―ビッグバンの前に何が起こったのか』★★★

 佐藤勝彦著。『数学的な宇宙』の不完全燃焼感からいくつか見て回ったものの中のひとつ。初心者(?)向けとしておすすめ。

『よくわかる人工知能 最先端の人だけが知っているディープラーニングのひみつ』★★★

 清水亮著。インタビュー集。玉石混交だが結構面白い。

『科学の発見』★

 スティーヴン・ワインバーグ著。内容はshorebird先生にお任せ。

『生命、エネルギー、進化』★★★★★

 ニック・レーン著。前著からのアップデート。超面白い。全体にどの話題も面白いが、特に生命の起源に関しては、もうアルカリ熱水噴出孔で決着と言ってもいいのではないか。

『数学で生命の謎を解く』★

 イアン・スチュアート著。ちょっと幅が広くなりすぎて薄くなってしまった印象だけど悪くはない。

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2016 6/3

『東方鈴奈庵 〜 Forbidden Scrollery.(5)』★★★

 春河もえ著。ZUN原作。ぬえ・文・聖etc. まだまだ面白い。

『おひさま もっちゃん! 漫画家パパの育児日記』★★

 丸本チンタ著。なかなかおもろい。

『親バカと言われますが、自覚はありません。 イクメンパパの奮闘日記』★

 丸本チンタ著。上の実質前編?

『生物はなぜ誕生したのか:生命の起源と進化の最新科学』★★★★★

 ピーター・ウォード著、ジョゼフ・カーシュヴィンク著。邦題だけは良くない。原題”A NEW HISTORY OF LIFE”(新しい生命の歴史)に相応しい内容。大幅な地質学・生物学的アップデート。強くおすすめ。

『週刊少年ジャンプ秘録! ! ファミコン神拳! ! !』★★★

 「ファミコン神拳」伝承委員会著。うわー懐かしい。下の記事も合わせてどうぞ。

『カッコウの托卵: 進化論的だましのテクニック』★★★

 ニック・デイヴィス著。面白い。内容は例によってshorebird先生にお任せ。

『市場の倫理 統治の倫理』★

 ジェイン・ジェイコブズ著。対話形式がちょっと読みにくい。ここでいう「市場の倫理」と「統治の倫理」は、「リベラル」と「保守」に近い(同じではないが)。もっと言えば『社会はなぜ左と右にわかれるのか』の後半3軸を軽視する立場と重視する立場。

『モラルの起源―道徳、良心、利他行動はどのように進化したのか』★

 クリストファー・ボーム著。興味深い点はあれど要注意点もあり。先にshorebird先生の書評を読むことをおすすめ。

『巨大生物解剖図鑑 Inside Nature’s Giants』★

 デイヴィッド・デュガン著。大迫力。

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2016 4/18

『たんぽぽ娘』★★

 ロバート・F・ヤング著。表題作がやはり一番いい。魔夜峰央の短編でこれが元ネタになってるのがあったような。

『人体六〇〇万年史 上──科学が明かす進化・健康・疾病』★★

 ダニエル・E・リーバーマン著。個別にはすでに知ってる話ばかりのようだが、面白い。

『アメリカの世紀は終わらない』★

 ジョセフ・S・ナイ著。タイトルだけから大体再現できそうな順当な内容だけど。

『話しづらいけれど、話しておかないと後悔する相続と節税のこと』★★★

 川合宏一著、武石竜著、関岡俊介著。

『神の守り人』★★★★

 上橋菜穂子著。ここまでのシリーズ中では今ひとつながら、それでも十分面白い。

『量子力学で生命の謎を解く 量子生物学への招待』★★★★★

 ジム・アル-カリーリ著、ジョンジョー・マクファデン著。いや素晴らしい。個別には他で知ってる話もあったけど、この分野、短い期間にも大幅にアップデートされているんだねえ。

『ダーウィンの覗き穴――性的器官はいかに進化したか』★★★★

 メノ・スヒルトハウゼン著。面白い。内容はshorebird先生にお任せ。

『ブラックホール・膨張宇宙・重力波』★★★★

 真貝寿明著。重力波観測のニュースで何か一冊読んでみたいというニーズにちょうどいいかと。

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2015 5/1

『アイリウム』★

 小出もと貴著。飲んでから一定時間後に、飲んでからその時までの記憶を失う(主観的には未来にワープする)薬をテーマとしたショートショート集。ちょっと面白い。

『系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史』★

 長谷川政美著。『祖先の物語』に似てる。

『知のトップランナー149人の美しいセオリー』★★★★

 企画の性質上、当然玉石混淆ではあるけど、かなり面白い。Edge.orgにも興味が出てきた。

『セックスと恋愛の経済学: 超名門ブリティッシュ・コロンビア大学講師の人気授業』★

 マリナ・アドシェイド著。すごく目新しい知見はないし、いくつか明らかにおかしいところもあるけど、面白い。

『2次元より平らな世界―ヴィッキー・ライン嬢の幾何学世界遍歴』★

 イアン・スチュアート著。フラットランドファンなので外せなかった。目論見は成功しているとは言いがたいけど。

『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』★

 メイソン・カリー著。当たり前だけど「銀の弾丸はない」ってことが教訓かな。

『人類が知っていることすべての短い歴史』★

 ビル・ブライソン著。普通にいい啓蒙書。個々には浅いので中高生向け?

『暴力の人類史』★★★★★

 スティーブン・ピンカー著。shorebird先生の読書ノートで内容は知っていたが、やはりすごい。記念碑的大著。

『りんごかもしれない』★

 ヨシタケシンスケ著。本屋で立ち読みした絵本。なんかおもろい。

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2014 10/25

『脳科学は人格を変えられるか?』★★★★

 エレーヌ・フォックス著。タイトルが内容と一致してない。いわゆるポジティブ脳とネガティブ脳の話。なかなか興味深いしライフハックとしても役に立ちそう。

『人類5万年 文明の興亡: なせ西洋が世界を支配しているのか』★

 イアン・モリス著。それほどすごいと思わなかったが、定量志向が珍しかったので。「西洋オワコンって結論にしとくから、途中で多少偏見みたいなこと言っても許せよな」みたいなサブテクストがあるような気がするのは意地悪過ぎかね?

『ヤモリの指から不思議なテープ』★★★★

 松田素子著、江口絵理著、石田秀輝監修、他。内容的には『ヤモリの指』に近いが、イラストたくさんでかなりいい。子供に読ませたい。

『パワハラ防止のための アンガーマネジメント入門: 怒り、イライラのコントロールで、職場は変わる! 成果が上がる!』★

 小林浩志著。このテーマでまとまったものは読んだことなかったので。

『テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?』★★

 ケヴィン・ケリー著。うーん、全体として悪くはないけど、この人やっぱり自然信仰から文明信仰に転向しただけで本質はヒッピーっぽいんだよねえ。

『スタイルズ荘の怪事件』★

 アガサ・クリスティー著。なんかテレビでポワロやってたので。

『インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針』★

 Susan Weinschenk著。なんとなく『Mind Hacks』を彷彿とさせた。『Mind Hacks』の完成度には遠く及ばないが。

『振り込め犯罪結社 200億円詐欺市場に生きる人々』★★★★★

 鈴木大介著。やばいなんかめちゃめちゃ面白い。近いうちに『闇金ウシジマくん』で振り込め詐欺君編でも始まりそうな気がする。

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2014 9/8

『漫画家貧乏』★★

 佐藤秀峰著。まあまあ面白い。自分の身近には絶対いてほしくないが、世の中にはこんな人もいないと困るんだろうなと思った。要するにNIMBYな人という印象。

『イハーブの生活』★★★★★

 小路啓之著。普段こういう文学かぶれ(?)みたいなの好きじゃないんだが、これだけは別。新装版。ただ印刷の色があまり良くない(特に上巻)。前の版が古本でもKindleでも買えそうなので、こだわりがなければ、そちらの方が良いと思う。

『むかし僕が死んだ家』★

 東野圭吾著。読んでる間は退屈しない。RPGツクールで作られたゲームをやっているような気分になる。内容が素人レベルという意味ではなく、何となく設定優先な感じとかフラグ管理とかシステム的にゲームっぽい。

『はだしのゲンを読む』★

 あまり真面目な意図ではなくネタのところが読みたくて。ネットでは当たり前だけど、本になってるとギャップでまたおかしい。

『寄生虫なき病』★

 モイセズ・ベラスケス=マノフ著。いわゆる衛生仮説の本。やや散漫だが。

『ハイスコアガール』★★★

 押切蓮介著。なんか騒動で読みたくなった。近年の傾向としてある(?)「変人彼女もの」のひとつか。格ゲーはそれほど好きではないがつまらなくはない。

『魔法先生ネギま!』★★★

 赤松健著。レンタルでまとめて読む機会があった。あざといというか商品としてうまいよなあ。後のJコミにつながるビジネス感覚かも。

『カバチタレ』★★

 もちろんナニワ金融道よりは数枚落ちるけど、同系統のが読みたいときに。

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2014 7/24

波紋と螺旋とフィボナッチ: 数理の眼鏡でみえてくる生命の形の神秘

 近藤滋先生の本。確か新聞で出るのを知った。

 いやこれは面白いのはわかってたけど、改めて一冊の本として読んでみると、やはりメチャクチャ面白い。オールタイムベスト級。

 ここでほとんどの内容は一度読んだことがあるにも関わらず、一気に読んでしまった。超おすすめ。

 ギャグセンスにはちょっとだけ相性がありえそうだけど、私にはぴったり。「波紋」の単語にアレを連想する人の期待も裏切らないぞ。

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2014 5/1

『さよならもいわずに』★

 上野顕太郎著。何で知ったか忘れた。ひとつだけ注意としては、Kindle版では何か著作権の関係で歌詞がモザイクになっている箇所がある。

『シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」』★★★★

 ネイト・シルバー著。かなり面白い。内容についてはshorebird先生のところにお任せ。

『あなたはなぜ「嫌悪感」をいだくのか』★

 レイチェル・ハーツ著。スロッピーな議論が目立つけど、このテーマでまとめたものは他に知らないので。

『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた: グローバルエリートは見た!投資銀行、コンサル、資産運用会社、プライベート・エクイティ、MBAで学んだ15の仕事の極意、そしてプライベートの真実』★★

 ムーギー・キム著。グローバルエリートである必然性はよくわからない。普通のビジネス本に見えるが、確かに著者は優秀で面白そうな人だ。

『砲神エグザクソン』★

 園田健一著。『BLAME!』と連載期間がほぼ同じだったせいで、アフタヌーンでリアルタイムに読んでいた。ありがちなようで独特。おバカのようで結構細かい。なんとも形容しがたい個性。

『SAND LAND』★★★

 鳥山明著。本誌掲載時に読んでいた。どこかの記事で思い出しKindle版購入。ドラゴンボール終了後の作品で一番(唯一?)面白い。

『ミツバチの会議: なぜ常に最良の意思決定ができるのか』★

 トーマス・D. シーリー著。元から興味がある人でないと読むのは厳しいだろうけど、面白い。

『人類はどこから来て,どこへ行くのか』★

 エドワード・O. ウィルソン著。普通の意味ではおすすめしない。著者自身に興味がある人だけ。個別の話自体は面白くないわけではないのだが、悲しいかなそれらを通して言いたいことが的外れなのだ。「麒麟も老いては駑馬に劣る」ということわざが頭に浮かばざるをえない。

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