科学

おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2023年4月版

『ダチョウはアホだが役に立つ』★★  塚本康浩著。最初タイトルを見たときは、いつかのマンボウ最弱伝説みたいなネット発のネタかと思ったが真面目にも科学的にも面白い。 『ウクライナ戦争』★★  小泉悠著。時事。 『「社会正義」はいつも正しい: 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』★★★★★  原題"Critial Cynical Theories How Activist Sch...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2022年2月版

『地球に月が2つあったころ』★★★  エリック・アスフォーグ著。思わせぶりなタイトルと表紙のデザインから、一見スピリチュアル系のトンデモ本かと思ったが、まともな科学の本だった。 『MAKERS 21世紀の産業革命が始まる』★  クリス・アンダーソン著。もう十年近く前の本で読むべきタイミングは逃した気がするし、3Dプリンタすげえの一言で済んでしまいそうな気もするが、広く話題になっただけのことはあると...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2021年11月版

『実力も運のうち 能力主義は正義か?』★★★★★  マイケル・サンデル著。これまでの過去作はいまいちそりが合わないと思っていたが、これはものすごく面白かった。全面的に賛成するわけでなくとも、リベラル知的エリートとその他大勢のいわゆる「分断」の問題を今後どうしていくかに関して示唆するところは大きいと思う。 『完全教祖マニュアル』★  架神恭介著、辰巳一世著。昔ちょっと話題になったのを憶えている。しょ...
ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ49 アーサー・C・クラーク『海底牧場』 4/5

【第48回】 【目次】  さて前回、何を考えてこんな読解問題に答えてもらったか。まあ、とりあえず答え合わせから。 答え合わせ 1:× 人間以外の動物は人間のために存在している 「有史以来、人間は、ほかの動物は自分たちのために存在しているのだ、という考えをいだいてきました。」と言って、以下ずっとそういう聖書的動物観を批判しているので、当然×だな。 2:○ 牛・羊・豚等の家畜を殺すこともいずれは止める...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2019年11月版

『宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃』★  加藤文元著。例の望月新一のABC予想の話。 『THE ONE DEVICE ザ・ワン・デバイス iPhoneという奇跡の“生態系"はいかに誕生したか』★  ブライアン・マーチャント著。特別iPhoneに思い入れあるわけではないけど、面白かった。 『精密への果てなき道:シリンダーからナノメートルEUVチップへ』★★★  サイモン・ウィンチェスター著。...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2019年7月版

『ウイルスの意味論――生命の定義を超えた存在』★  山内一也著。面白い。 『ファンタジーランド: 狂気と幻想のアメリカ500年史』★  カート・アンダーセン著。ちょっと散漫な気もするけど。なぜか『宗教から読むアメリカ』を思い出した。 『おもしろレオロジー ―どろどろ、ぐにゃぐにゃ物質の科学』★  増渕雄一著。何で知ったか忘れたが、意外に面白かった。 『西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2019年4月版

『妻のトリセツ』★★★  黒川伊保子著。妻と読んだ。ぶっちゃけ科学面では極めていい加減。トンデモと言っても過言ではない。でも個人的には役に立った気がする。 妻のトリセツが説く脳の性差 東大准教授は「根拠薄い」:朝日新聞デジタル 『気になる仏教語辞典: 仏教にまつわる用語を古今東西、イラストとわかりやすい言葉でなむなむと読み解く』★★★★  麻田弘潤著。絵も内容も良い。 『ある日、突然始まる 後悔し...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2019年1月版

『小児科医のぼくが伝えたい最高の子育て』★★★  高橋孝雄著。個別の内容に特に独自性があるわけではないけど、遺伝に変な否定意識のない子育て本はまだ珍しい気がするので。 『反西洋思想』★  イアン・ブルマ著、アヴィシャイ・マルガリート著。そんなに面白いわけじゃないが有用な視点かと。 『実践フェーズに突入 最強のAI活用術』★★★  野村直之著。AI本では久しぶりにちょっと面白かった。いわゆる「地球シ...