呪術

政治経済社会

「幼児にテレビを見せない」という呪術

幼児にテレビを見せてよいと思う  というエントリを以前書いたが、最近もうひとつ別の要素も大きく関わっているのではないかと思うようになった。  これはニセ科学に騙されているとか不安商法に踊らされているというよりも――その要素は実際あると思うが――ある種の呪術であり、自ら信じたいのではないかと。  そのベースになる考え方はすでに一度書いている。 痴漢冤罪回避の呪文  子供の知的発育は非常に重大なことで...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2012年7月版

『飢える大陸アフリカ―先進国の余剰がうみだす飢餓という名の人災』★★★  ロジャー・サロー著、スコット・キルマン著。現代の飢餓は物理化学生物的な限界の問題ではなく政治の問題。最悪なのは先進国の農業補助金。まあわかっていたと言えばわかっていたことではあるが、とてもいい。おすすめ。 サロー他『飢える大陸アフリカ』:アフリカ農業の発展方策をまじめに考えた、ものすごくまともでよい本。 - 山形浩生 の「経...
政治経済社会

痴漢冤罪回避の呪文

現在某所でトップになっている、痴漢冤罪対策と称するコピペ。数年ごとに流行するデマで、2004年からあるらしい。私もいつかは忘れたが、前回のブーム時には見た覚えがある。 H-Yamaguchi@Tumblr -  もし、貴方が痴漢恐喝女に嫌疑をかけられ、駅員に引き渡されそうになったら・・・... 2004-05-27 - 間違いだらけの痴漢冤罪回避マニュアル  この現象は、昔の「悪魔を退散させる呪文...