2012 2/4

「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)

 ちょっと思い立ってライフハック系記事。デスクトップがファイル・フォルダだらけにならないように、自分の実践している方法を紹介。

 基本となる発想は有名な「超」整理法であって、

  • 最近使ったものはまた使う確率が高い
  • 人間は時系列についてはわりとよく記憶している

 という、そう簡単に変わらないであろう事実に依存する。

 具体的には、


C:\backup\2012\02\04

 のようなパスを持つ「その日のフォルダ」を毎日作成し、その日のデスクトップ(作業フォルダ)として使う。

 その日使ったファイル・作ったファイル・DLしたファイル・コピーしたファイル・メールに添付したファイル、なんでもそこに置く。決して分類したりしようとしない。

 そして翌日は、またその日のフォルダを作り、そこを使う。継続して使う場合、昨日のものからコピー*1する。

 本物のデスクトップには、ドラッグアンドドロップして使うor頻繁に起動するアプリのアイコンしか置かないようにする。

 定期的なバックアップも楽でミスが起きにくい。前回バックアップの日付以降のフォルダを丸ごとコピーするだけだからだ。

 毎日毎日となるとフォルダを作るのも地味に面倒くさい。なので、以下のようなバッチファイルを作るとよい。使用するドライブが違う場合などは適宜修正してほしい。


@echo off
C:
if not exist C:\backup mkdir C:\backup
cd C:\backup
if not exist %date:~0,4% mkdir %date:~0,4%
cd %date:~0,4%
if not exist %date:~5,2% mkdir %date:~5,2%
cd %date:~5,2%
if not exist %date:~8,2% mkdir %date:~8,2%
cd %date:~8,2%
explorer .

 これをデスクトップに置く。もしくはコマンドプロンプトからすぐ起動できる箇所に置く。実行するとその日のフォルダを開く。なければ作ってから開く。

*1:大きなファイルなら移動でもいい。

おまけ

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2010 11/17

ライフゲイムの宇宙

 以前から何度か言及しておすすめしていたが、上のニュースに便乗して改めて単独でオススメしておこう。

 原題”The Recursive Universe”(『再帰的な宇宙』) 『囚人のジレンマ』と並んで作者の最高作と思う。

 ライフゲームの話だけでも十分すぎるほど面白いけど、情報理論・熱力学・宇宙論・数学などの幅広い分野に興味を持つきっかけとしてちょうどいい。マクスウェルの悪魔の話題も出てくる。メインじゃないし、やや古いけど。

 あとグレッグ・イーガン『順列都市』を読む前の予習として最適、というか100%楽しむには必須。

おまけ

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2010 11/10

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)

 正直あんまり面白いとは思わなかったけど、

  • 「永田メールにコロっと引っかかった前原誠司は今後二度と外交などのインテリジェンス活動に関わるべきではない」(要約)

 とかいうようなことが書いてあって予見的だったので一応紹介。

参考リンク

おまけ

 おお、こわいこわい。

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2010 3/24

ブラックホール戦争 スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い

 スーパーロボット大戦とか宇宙戦艦ヤマトとか、そっち方面を連想しそうなタイトルだが真面目な話。著者は『宇宙のランドスケープ』と同じレオナルド・サスキンド。

 これらの単位(プランクの長さ、時間、質量)には驚くべき意味がある。それらは、存在可能ないちばん小さいブラックホールのサイズ、半減期、質量なのだ。

 という記述を読んで何か反応する人には是非おすすめ。スティーヴン・ホーキングとの論争の意味だけでなく、ホログラフィック原理についてもよく理解できた。

参考リンク

関連図書

おまけ

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2008 12/24

宇宙をプログラムする宇宙―いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか?

 宇宙は常に時代精神の最先端を走るイメージでたとえられます。

 大昔は宇宙は大きな卵だったり、亀の背中に乗ってたりしました。中世ではもちろん宇宙は神でした。科学が勃興すると宇宙は時計仕掛けの機械だと言われたこともあります。コンピューターが発達した頃は宇宙はコンピューターだと言われ、複雑系ブームの頃は宇宙はカオスの渦だと言われました。

 そして現在。いよいよ量子コンピューターが現実味を帯びてきたので、もちろん「宇宙は量子コンピューターだ!」と言われるようになってきました。ちっとも変わりませんね。

 でも、いままでと違うところが一点だけあります。もはや単なるたとえではなくマジだって事です。

 全てに目配りしたバランスの良い本でした。『宇宙を復号する』に近いですが、初心者にもより優しいです。ちょうど前の記事で取り上げた実効複雑度に関する話も少しですが出てきます。

おすすめ類書

おまけ

 プログラムつながり。

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2007 12/20

宇宙を復号する―量子情報理論が解読する、宇宙という驚くべき暗号

 考え出された当初は予想もしなかった物事にまで応用されるというのは理論の価値の最高の証明であるが、その点でクロード・シャノンの情報理論は比類ないものであろう。

 熱力学・生化学・宇宙論・量子力学・相対性理論などを情報理論との関連という切り口からまとめた良書。若干求められている前提知識が高めな気がするがかなりおすすめ。

 こんな記事を見かけた。奇しくも全部読んだことがあるがどれもよい本だ。後半に期待。

12/21追記

 後編が出ている。こちらは『神は妄想である』しか読んでいない。『神は妄想である』はとりあえずどんな意見の人も一読の価値はある。

 読んではいないが『ポスト・ヒューマン誕生』について記事の著者はシンギュラリティ(特異点)の概念を「眉唾だと思ってあんまり信じてない」と言っている。私はそれに同意である。技術に訪れる(あるいはすでに訪れている)のは特異点ではなく変曲点だと思う。

おまけ

 予想もしない応用をされることが価値を証明するというのはエンターテイメントにも言えそうだ。

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2006 10/18

暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで

 題名通り暗号の古今東西を扱った本。著者は以前紹介した『フェルマーの最終定理』のサイモン・シン。

 フェルマーの最終定理ほどではなかったがやはり最高に面白かった。暗号について何か一冊だけということなら迷わずこれを薦めることになるだろう。

 特に公開鍵暗号の技術はインターネットを利用している人の多くがそれと意識することなく日常的にお世話になっているはずであるし、知っておいて損はない分野である。

 それにしてもほとんどが知っている話のはずなのにものすごく面白く読めてしまうのはなぜだろう。『フェルマーの最終定理』でもそうだったが、単に難しい内容をわかりやすいようにかみ砕いて説明しているというだけでなく、ちょっと大げさに言えば人間愛とでも言うべきものまで伝わってくる。科学啓蒙書としてまったく理想と言ってもよい。

 もしかしたらこのサイモン・シンという人はアシモフグールドにも匹敵するのではあるまいか。『ビッグバン宇宙論』も読んでみなければなるまい。

おまけ

 コード違い。

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