改善

WEB情報通信

レッド・グリーン・リファクタリング

TDD:テスト駆動開発の考え方はプログラミング以外にも広く応用が効きそうだと最近――と言っても年単位の話だが――思い始めた。 ↓仕様(目標) 綺麗だけど動かない ↓実装する 汚くて動かない ↓とりあえずの修正 汚いけど動く ↓リファクタリング 綺麗で動く ↓次の仕様(目標) 綺麗だけど動かない ↓(繰り返し)  昔からPDCAサイクルとか言うが、それに加えてTDDから参考にできそうなのは、まずは仕...
科学技術哲学

野口悠紀雄『「超」整理法―情報検索と発想の新システム』

あまりにも有名なので、読んでいないにも関わらず超整理法そのものは知っており、すでに実践もしているのだが、やはり一度は原典に当たってみようと読んでみた。  当時(93年初版)のパソコン事情などがかいま見えて思った以上に面白かった。  超整理法の要点は簡単で“分類などせずに最近使ったものから順に時間軸で一直線に並べればなくすこともなく合理的な時間で検索できる”というものだ。  今では多くのソフトで「最...
WEB情報通信

DvorakJP + REALFORCE万歳

キーボードの話はもう終わりにするつもりだったが、いくつか書き忘れたことがあったので補足的に。  まずDvorakJPはやはり良い。確かにデファクトスタンダードから外れることの不便はあるが、ソフトウェア切り替えであればどうにかなる。主な作業を自分のマシンで行う人にとっては自信を持っておすすめできる。  DvorakJPでも不満が残る唯一の点は左手小指の使用率が高い*1というところだが、そこをReal...
日常の一コマ

『Life Hacks PRESS デジタル世代の「カイゼン」術』

ライフハックというのは仕事や雑用をより少ない労力とストレスで済ませることができるようなノウハウのこと……らしい。  言葉としては最近知ったのだが私は昔からそういうのに凝る人だったので個人的にはこの本はあまり役に立ったとは言えない。一度は考えたことがあるようなこと・やってみたことがあるようなことが多いからだ。  『Web進化論』がWeb2.0って何? という人向けに書かれているのと同様、ライフハック...
WEB情報通信

パンダの親指でキーボードを叩く話 その3

DvorakJPで入力するようになってずいぶんタイピングは楽になったのだが、まだ改善の余地は残されている。最後にメインの配列以外の細かいキーカスタマイズの話である。  以前書いたようにタイピング時に遊んでいる親指に、何か他の指が行っている仕事の中でもっとも忙しくて難しい仕事を割り当てるのが最善の改善手段となるであろうことは間違いないと思われる。  それでは使用頻度が高くしかも押しにくいキーは何か。...
WEB情報通信

パンダの親指でキーボードを叩く話 その2

グールドのエッセイ以来QWERTY脱却の機会をずっとうかがっていたのだが、実際に決意したのはUIEJへの就職の決まった5ヶ月ほど前である。  ソフトウェア会社に就職するというのなら趣味もパソコン・仕事もパソコンとなり一日中パソコンに触っていることになるのだから、わずかでも効率が改善されるのなら大いに意味があるはずだからだ。  乗り換える対象は慎重に選ばなければならない。せっかく苦労して移行したのに...
日常の一コマ

メモとタイマーと私

私はいわゆるメモ魔である。専用のノートをいつも携帯していて、予定やToDoなど憶えておく必要があるものごとはそこに書き込むまで落ち着かない。  タイマーも手放せない。安いキッチンタイマーをいくつか買って常に身の回りに置いてあるようにしてある。特定の時間にやるべきこと、特定の時間しか費やすべきではないことはそれで管理できるようにしている。  これらすべてはひとえに脳の容量を空けておくためだ。  コン...
WEB情報通信

大橋禅太郎『すごい会議 短期間で会社が劇的に変わる!』

『すごい起業』と同じ著者だが、著者自身の経歴についてはそちらの方が詳しく、かぶる部分が多い。  肝心の会議についての内容はややありがちというか順当な内容に感じた。それでもとりあえず以下の2点は頭に残った。 終わった時どんな成果を得ていることを期待するか?(目的から考える) まず紙に書いてから発表する(まとめてから話す。まわりに流されない)