核兵器

政治経済社会

抜き打ちテストのパラドックスと核抑止ついでに原発事故

抜き打ちテストのパラドックスは、今週中に、という条件がなければ、推論の出発点がなくなり、そもそも発生しない。 まず、金曜日にテストはできない。木曜の晩に金曜日にテストがあることがわかってしまうため。 よって、木曜日にテストはできない。水曜の晩に木曜日にテストがあることがわかってしまうため。 よって、水曜日にテストはできない。火曜の晩に水曜日にテストがあることがわかってしまうため。 よって、火曜日に...
政治経済社会

「核しか持たない軍隊」は「”F**k You!!”しか言えない外交官」と同じ

あまり時間的に余裕がないので、また没ネタ掘り起こし。 「核兵器さえ持てば他の兵器はいらないんじゃないの?」という疑問への回答 - 【移転済】リアリズムと防衛を学ぶ  を読んでいてタイトルのような表現が頭に浮かんできた。  まあ戦争が外交の延長であるということを認める人には、ほとんどトートロジーであろうが、一言で要点を記憶するにはいいのではないか。
政治経済社会

トラフグの胆で人類滅亡

一昔前に流行して、現在も昔ほどではないが人気がある話に、 「世界には地球を何回も滅亡させるだけの核ミサイルが云々(中略)これは狂気だ!」  というようなものがある。  これは確かに一見もっともらしいが、一見もっともらしいだけで、大した意味はない。 フグ一匹のテトロドトキシンは何百人もの致死量にあたる!  という台詞が、仮にまったくの事実であっても、フグが日常的に水揚げされ・捌かれ・食われていること...
政治経済社会

核と塩

日本は核武装する責任がある - satohhide’s log cabin  昔上記エントリを読んでたときに思いついた話だが、ネタ帳に埋まっているのを発見したので核。じゃなかった書く。  軍事力が通貨の信用の裏付け(のひとつ)となるなどというのは、別に核以前から当たり前の話なので、ウラン・プルトニウム本位制という話にあまり価値があるとは思えない。現代の核の位置づけをたとえるなら金よりむしろ塩だろう...