経済

科学技術哲学

マッテオ・モッテルリーニ『経済は感情で動く―― はじめての行動経済学』

タイトルに経済と入ってはいるが、あまり経済には限定されていない。かといって散漫というわけでもなく、かえって人間の認知の偏り全般についての本としてうまくまとまっているように思える。  特にこれといって新しい話はないが、この分野に興味を持つきっかけとしていいかもしれない。かなりおすすめ。 おすすめ類書 おまけ  今やWiiでSFCソフトがダウンロード販売されてる時代。 【ニコニコ動画】スーパーファミコ...
文化芸術宗教

ジョウ・シュン フランチェスカ・タロッコ『カラオケ化する世界』

カラオケなんか昔から世界中にあるもののような気がするが、本当はまだ30年やそこらしか経っていないとか。  日本で発明されたものだということは、特許取ってなかったのはもったいないとかなんとかいう話として、おぼろげに知っていたが。  あっという間に世界中ありとあらゆる場所に様々な形で取り入れられたカラオケ。これこそ真のグローバリズムか。  途中で「カラオケの本なのか売春の本なのかどっちやねん」と突っ込...
政治経済社会

沸騰都市 第1回 ドバイ 砂漠にわき出た巨大マネー

久々に見たテレビ番組。これは面白かった。ブルジュ・ドバイの凄まじさは聞きしにまさるな。いつかバブルが弾ける時が来ると思うと怖くもあるが。 今から30年前、地球上に人口1000万を超える都市は、東京、ニューヨーク、メキシコシティの3都市だけだった。いま、その数は20となった。上海、サンパウロ、ダッカ、イスタンブール…。ほとんどは、新興国の都市だ。20都市だけで世界のGDPの半分を占める。国連人口白書...
政治経済社会

吉本佳生『スタバではグランデを買え!』

以前紹介した『まっとうな経済学』にかなりよく似たコンセプトの本。コーヒーから話が始まるところもそっくり。  『まっとうな経済学』よりは身近で簡単な内容を取り扱っているので、この本が面白いと思った人には次に『まっとうな経済学』をおすすめ。  逆に言うとすでに『まっとうな経済学』のような本を読んでいる人にとってはこの本はちょっと物足りないかも。 おまけ 【ニコニコ動画】作業用BGM - 昼のカフェ
政治経済社会

木村剛『最新版 投資戦略の発想法』

前も少し書いたけど今まで関心が薄かった経済や金融に興味が沸きつつあるこの頃。 404 Blog Not Found:発想法の投資戦略  でおすすめされていたので購入。  さすがに常識的な事が多く、今回これを読んだからどうだということはなかったが、非常な良書だと思う。最初の一冊におすすめ。 おまけ  12日でニコニコ動画が誕生一周年だったとか。まだ1年しか経ってなかったのか。 【ニコニコ動画】ニコニ...
政治経済社会

ポール・クルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』

最近ちょっとずつ経済学に興味が向いてきた私。  昔からいろいろな分野に一通り首を突っ込んでは、一通り納得がいくまで熱中し、そして結構すぐ飽きる、というパターンを繰り返してきた中で、不思議と経済学にはこの歳になるまでほとんど興味が向いた覚えがない。  なぜだろう。元々お金にあまり執着がない*1せいかもしれない。  人間と社会の複雑さがもっとも濃密に絡み合う経済の動きにまともな理論などあるはずがない。...
政治経済社会

ニコラス・サリバン『グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換』

図書館でタイトルに目が留まったので読んでみたが、なかなか面白かった。  グラミン銀行については結構前から知っていたのだが、バングラデシュでこんなことが起きているとは知らなかった。  メモを書いておこうかと思ったが、すでに良いまとめが見つかったのでリンクさせてもらおう。 机の上が汚いSEが書く日記 - 書評:『グラミンフォンという奇跡「つながり」から始まるグローバル経済の大転換』ニコラス・P・サリバ...
政治経済社会

村上龍『あの金で何が買えたか―バブル・ファンタジー』

イラク戦争に費やした4560億ドルがあれば何ができるか - GIGAZINE  このエントリを見て何か懐かしい既視感をおぼえたと思ったらこの本だった。面白くてインパクトがあることは認めるけどあまりフェアとは思えない。こういう宣伝が必ずしもフェアじゃなきゃいけないと思っているわけではないけど。  単に日常レベルの物事に換算するということ以外で最大のポイントは「AがBまたはCまたはDまたはEまたは…に...