論理

おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2013年7月版

『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』★★★  ガイ・ドイッチャー著。内容はshorebird先生の書評参照。著者の主張にはあまり同意できないし、著者の人格も尊敬できないが、言語トリビア集として面白いことは否定できない。 書評 「言語が違えば,世界も違って見えるわけ」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 『知の逆転』★  ジャレド・ダイアモンド他著。ジャレド・ダイアモンド目当てだっ...
政治経済社会

話せばわかる

「お互い人間なんだから、話せばわかる」  という考え方がある。  一見、文句のつけようのない立派な考え方に見えるが、大きな問題がある。  なぜか? 対偶を取ってみればわかる。 「話してもわからない(≒自分に同意しない)やつは人間ではない」  と言っているのと同じである。  「話せばわかる」という信念は、自分が間違っている可能性を常に真剣に考える態度とセットでなければ危険である。 おまけ  13日の...
科学技術哲学

嘘つき天秤答え合わせ

見た目も大きさも同じ8個の重りがあります。7個は重さも同じですが1つは他よりわずかに軽いニセモノです。天秤を使ってニセモノを確実に特定するには何回天秤を使う必要があるでしょうか。ただしこの天秤はただの天秤ではなく嘘つき天秤で、1回だけ嘘をつく(左に傾く・右に傾く・釣り合うの中から間違った結果を出す)可能性があります。  まず私の解答を書きます。正解は4回です。4回で確実に特定する手順は以下の通り。...
科学技術哲学

頭の体操第3回 嘘つき天秤

見た目も大きさも同じ8個の重りがあります。7個は重さも同じですが1つは他よりわずかに軽いニセモノです。天秤を使ってニセモノを確実に特定するには何回天秤を使う必要があるでしょう。ただしこの天秤はただの天秤ではなく嘘つき天秤で、1回だけ嘘をつく(載せたものとは何の関係もなく左右に傾いたり釣り合ったりする)可能性があります。  前の問題のコメント欄で話しているときに思いついた問題。思いついたばかりなので...