2010 6/17

新世界より (講談社ノベルス キJ-) (講談社ノベルズ)

 『新世界より』がめちゃくちゃ面白かったので、作者つながりで読んでいた、貴志祐介特集。比肩するほどのものはなかったけど、まったくの外れもない。

『天使の囀り』★★★

 これだけは寄生虫つながりで前から読んでいた。結構好き。ついでに『パラサイト・レックス』は寄生虫関係では随一の超おすすめ本だから、ぜひ読んでおいてほしい。

『青の炎』★★

 読んだことがあるのは『天使の囀り』だけかと思っていたが、昔ひぐらしの祟殺し編の元ネタのひとつと聞いて読んだことがあったのを思い出した。細かい記憶は残っていないが、つまらなくはなかった。

『十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA』★

 デビュー作らしい。ネタバレになるから詳しくは言えないけど、当ブログ読者ならご存じであろうあの人が出てきてワロタ。

『硝子のハンマー』★

 不可能殺人発生! ISOLAの後だったからSF展開になるのかと思ったら、意外とちゃんと推理ものしてる。面白さは普通。

『クリムゾンの迷宮』★★★

 バトロワ系。読んでいるうちはかなり面白いが、読み終わってしまうと、あまり残るものはない感じ。罠アイテムの元ネタは手塚治虫の短編だと思う。タイトルも収録されている本も思い出せないが。

『黒い家』★

 これも面白かったが、やはり読んでいる間だけのものかも。映画は観てない。

おまけ

 殺人予告発生!(1:30過ぎ)

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2010 6/3

新世界より (講談社ノベルス キJ-) (講談社ノベルズ)

 21世紀初頭に超能力の存在が確認されてから1000年後、人類は機械文明を捨て独自の精神文明の世界を築いていた……。

 と書くと、なんともそそらない陳腐極まる設定に見えるのだが、実際に読み始めると1ページ目から引き込まれる。随分ひさびさに小説で時間を忘れるぐらい面白かった。

 SFでもファンタジーでもありホラーでもあり、冒険活劇でもありジュブナイル小説でもある。1つ1つのネタは陳腐に見えても全体の完成度は非常に高く、娯楽と真剣さが互いを邪魔せず両立しているという点で『第9地区』観たときと近い印象を受けた。

 また、ジェンダーや社会問題に対する意識とセンス・オブ・ワンダーのからめ方が、どことなくジェイムズ・ティプトリー・ジュニアを連想させる。事前情報はあまり入れない方がいいかも。

参考リンク

関連書籍

おまけ

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