2014 4/28

アナと雪の女王 [DVD]

 吹き替えのレベル高い。氷・雪・水の質感が素晴らしくCG技術も見事。ギャグ担当の雪だるまもいいし、低年齢向けなことを除けば全てがハイレベルにまとまっている。

 あと本作のせいではないが、『HUNTER×HUNTER』連載再開のニュースと脳が混線してるのか、どうしても『アナと蟻の女王』というタイトルが頭から離れない。

 「♪蟻のままのー姿見せるのよー」って、誰がうまいこと言えと。蟻スキーの私でも絵は想像したくないわ。まあ冗談はともかく安心してオススメできる感じです。

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2010 7/11

トイ・ストーリー3

 3Dの吹替版で鑑賞。素晴らしかった。シリーズ(おそらく)最終作にして最高傑作なのは間違いない。ピクサー作品としても歴代最高クラスなのは間違いない。

 これまでピクサー作品で何かひとつ、と言われたら『Mr.インクレディブル』だったが、それに匹敵するか若干上回るインパクトを受けた。こちらはシリーズものとしての蓄積があってのものだから一概には比べられないが。

 大人向けにもオススメと言われているが、まったくその通りだと思う。3,4歳児でも大人でも、それぞれなりに楽しめる、実に深くて面白い脚本だった。

 始まったばかりで、まだ当分はやっているだろうと思われるので、今度は字幕版でもう一度見てみたい。

参考リンク

おまけ

 そういえば参院選の投票日なので。

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2009 12/14

カールじいさんの空飛ぶ家

 あの『グラン・トリノ』をピクサーがCGアニメ化したと聞いて、なんだそりゃと思いながらも、見に行きました。

 妻に先立たれ、家と庭のメンテしかすることもなく、老人ホームに送られようとしている老人が、父親のロールモデルを持てずに冴えない東アジア系の少年にぶち切れ、

「GRRRRRR、もう、我慢できん! よく聞け、アジアのへなちょこガキ! 貴様が本当にボーイスカウトのバッジを欲しいなら、 アメリカの男になれ! わしがその方法を教えてやる!」

 といって、秘めた信仰と肉体のみを武器に戦うという筋のみが同じで、後はまったく別物といってもいいぐらいになっています。

 子や孫に疎まれるあたりの設定は子供の視聴者には共感しづらいと思われたのか、最初から子供はいない夫婦だったという設定になってました。サイレントでふたりの人生を高速追体験させるパートは、とても良い出来でした。

 当然ながら、か弱き乙女を強姦する東アジア系ギャング団はそのまま出せないので、人の住まない処女地である南米大陸から、美しいメス鳥を強奪して文明世界に持ち帰ろうとする、18・19世紀的マッチョ意識丸出しの探検家と手下の犬どもに置き換えられました。

 そして老人の自己犠牲によってその遺志は若い男に成長した少年に受け継がれます。遺志といってもこっちではもちろん主人公は死にませんが。

 アクション部分はいつものピクサーらしく熱いです。原題からして『UP』であり、邦題の与える印象よりは、文字通りアップテンポなものであることを念頭に置いておくといいかもしれません。全体としてはすごくおすすめです。

参考リンク

おまけ

 タイトルぐらいしかつながりはない。

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2009 8/23

サマーウォーズ

 良くも悪くもジャパニメーション版マトリックス

 良く言えばマトリックスから10年経ってようやく最新CGとアニメの融合を十二分に生かした作品ができたということだし、悪く言えば世界最先端から十年遅れているということ。ううむ、どう考えればよいのか。

 素直に見れば単純にすごく完成度が高くて面白い。多少アニメ慣れして「お約束」みたいなものが分かっていることが前提とは思うが。

 あとヒロインの印象が薄い。というか、どう見ても本作のヒロインは格ゲー少年の方です。本当にありがとうございました。ショタコン業界は大変なことになっているに違いない。途中であるキャラがエヴァの加持リョウジに似ていると思ったらキャラデザ貞本義行だった。要するにカヲル君のデザインと同じ人だ。ああ、ある意味納得。

おまけ

 どうやったらこれがショタコンの語源になれるのかは全然納得できん。

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2009 6/6

ターミネーター4

 事前情報では行かないつもりだったが、映画館のポイントがちょうどたまっていて無料だったので見てきた。

 思ったよりは面白かった。初代や2のような出来はもちろん望むべくもないが、普通のSFロボット戦争映画として見れば、そんなに悪くない。

 ただし、真面目に見ていると、あまりにもアホな人間と機械にだんだん腹が立ってくるので、必ず頭を空っぽにして見ること。

おまけ

 核融合というかアンドロイドというかなんとなくつながり。

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2008 7/8

宇宙家族カールビンソン (6) (講談社漫画文庫 (あ9-6))

 上の公式サイトから動画が見られる。私の大好きなあさりよしとおを連想させる見事なSFギャグセンス。

 なんかロボットのデザインが初音ミクっぽいという話を聞いただけで、全然知らなかったが、ファイアボールが面白すぎる件 – 9-Dで興味持った。

おまけ

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2007 8/6

transformers

 私は小学生の時トランスフォーマーの玩具を結構持っていた記憶がある。

 20年弱ものブランクがあるとはいえ普通の人よりは思い入れがあるはずだし、まあ久々におバカ映画も観たいと思っていたところなのでちょうどいいか……と思ったが、いまいち。

 CG技術と特撮のド派手さはまあすごいと思うがそれだけ。最初の米軍基地襲撃のところが一番面白かったかな。

 コンボイとかデストロンって日本語版だけの名称だったんだなあ。知らなかったわ。

おまけ

 宇宙繋がり……なのか?

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2007 7/28

レミーのおいしいレストラン

 『Mr.インクレディブル』以来ピクサーにまいっている私だが、今回は正直期待はずれだったと言わざるを得ない。

 もちろん凡百のアニメとは比べものにならないレベルの高さではある。しかし、これまでどの作品にも見られたピクサーならでは、純ディズニーブランドならば絶対にあり得なかったと思わせるような予想を超えてくる要素がなかった。

(ここから先内容の全面ネタバレあり注意)

 CG他技術はいつも通り最高レベルだったと思うが、今回はピクサーを別格たらしめていた脚本がレベル低い。*1ジョン・ラセターが自分を投影していると思われるレミーはよかったが、それ以外のキャラがどいつもこいつも首尾一貫していない。

 グストーの霊はいい味だしてたがフェードアウトしちゃう*2し、女*3も最初の啖呵きるあたりまでは好感持てたが、後半はさっぱり。

 他の厨房スタッフは何のために出てきたって感じだし、ラスボスの評論家だけはなかなかいいキャラしてたのに、最後はなんだよお前は美味しんぼの京極さんかよと。

 特にもう一人の主人公であるリングイニに全く魅力がないのが致命的。途中まで絵に描いたような貴種流離譚*4なのに、実は本当に才能ないとか、どんな理由であれ店潰して終わりとかありえないでしょ。

 こういう結末にするならリングイニはグストーと縁もゆかりもない見習いの方がまだよかったよ。

 そう考えていくとレミーの結末もなんだか中途半端だ。ネズミだって人間だって料理への愛さえあれば違いはないんだよってメッセージならば、ラスボスの批評によってレミーの存在が世間に認められてよかったね! ……という結末にすることが簡単にできたはずだ。

 逆にネズミはネズミだけどそれでいいんだよってメッセージならば、協力してラストバトルを乗り切った後、リングイニ*5は父の店を継いで、レミーはネズミの仲間たち*6に対して、それぞれの世界で一流シェフとして活躍しました。

 ……とかいう終わり方でもよかったはず。このどちらでも私はかなり気に入ったと思う。私が一瞬で思いつくのに脚本を何度も練り直すというピクサーのスタッフの選択肢の中に存在しなかったということはなかろう。

 実際のストーリーはこのどちらも選べたのに、無意味に中途半端な折衷案を選んでしまったような気がしてならない。それとも私が何か読み取り損ねているのだろうか。海外での評価が気になるところだ。

*1:少なくとも私は気に入らない。
*2:それは仕方ないが。
*3:名前が思い出せないが冒頭のショットガン婆さん以外には一人しかいないのでたぶん通じるだろう。
*4:きしゅりゅうりたん・実は高貴な身分である不遇な主人公が簒奪者の奸計を知恵と勇気で跳ね返して正当な地位を取り戻すというパターンのお話のこと。
*5:二人羽織やってる間に生来の才能を開花させていたという設定にして。
*6:都会のエサは口にわねえよとぼやいていたという設定にして。

おまけ

 アニメーション繋がり。

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