ゴセシケゴセシケ

合成怪物の逆しゅう (冒険ファンタジー名作選)

 ずいぶん前に読んだ覚えのあるはずの上のリンクの文章がなぜかはてブの注目エントリに上がっていた。私もこの本は小学校の図書館で読んで強く記憶に残っている。

 今思えばSFに限らず私の趣味一般、たとえば登場人物皆殺し系の悲劇的というか破滅的な結末の話が好きだったりすることなどにかなり影響を与えているような気がする。

 「『脳に意識がある』ということが重大な秘密である」という部分が致命的に時代遅れである以外は今でも(というか今でこそ)通用する面白い話だと思う。

 多少設定変えてハリウッド映画としてリメイクでもしてくれんかな。無理だろうけど。

おまけ

 トラウマ繋がり。かなり昔からあるトリップ系Flash。キモ美しい。

コメント

  1. 木戸孝紀 より:

    >TIさん
    なんとか教授の首ってもしかして首だけ生きてる話ですかねえ。目を閉じるか開くかでコミュニケーションを取る場面が浮かんできたんですが他は全く覚えてない(笑)。新人類という単語にも何となくおぼえがあるような。すごい短い言葉で会話できたりとか超能力者ものっぽかった?
    他にも同じシリーズでトラウマ級の作品がいっぱいあった気がします。白いぶよぶよ食べたらコピー人間ができたとか、光が遅くなったりとか、塩が好物の液体生物とか。違うシリーズのも混じってそうな気がするけど。

  2. ブリキの より:

    >木戸さん
    >>文章の表現を取り違えた可能性が大きい
     なるほど、確かに引用文読んでみますと、こんな感じだったかも、と思います。
     途中で心理的に大変になってきたものの、とりあえず読み終えようと思って流し読みつつ頑張ってトラウマを形成した結果ですね。

  3. TI より:

    ↑気になって調べたら、上で言ってる新人類物は"ODD JOHN"(超人の島)でした。

  4. TI より:

    自分も小学校の図書館のSFシリーズで読んだくちです。あのシリーズでは「ドウエル教授の首」とこれともう一つ、新人類?物(もうほとんど覚えてないけど、赤ん坊の時最初にしゃべった言葉が「ボク、ミルクが欲しい」という主人公の奴)の3冊が記憶に残ってますね。ドウエル教授は大人向け原作が読めたけど、残り二冊はジュブナイルのみですかね。でも、ゴセシケが今でも売ってるとは知りませんでした。今度読んでみよう。

  5. 木戸孝紀 より:

    >ブリキのさん
    トラウマ仲間発見。私が読んだのがどっちのタイトルのものかは覚えてないですけど、結論が違うバージョンがあるというのはちょっと考えづらいですね。それはたぶん後者のリンクのページの最後に引用してある文章の表現を取り違えた可能性が大きいのではないかと思われます。

  6. ブリキの より:

     ってアレーっ!?
     リンク辿ったら結末が違う!?
     ストーリィはほぼ同じですが、どこか結末が違うみたいですね(私が読んだのは、『合成怪物』というタイトルのほうだったと思いますが……)。
     完全なカタストロフならば、あんまりトラウマじゃなかったかも(待)。

  7. ブリキの より:

     うわ、これは……、トラウマです。小学生にはきつい。たぶん今でもきついと思いますけど。
     脳を利用する技術があったり、変な怪物を作って操作したり、というのも怖かったですが、私は最後の、裁判所(だっただろうか?)から二人で走って帰って……、というシーンが駄目でした。
     最後に主人公二人が何故か人間に戻っている、というのが何か理不尽で……。こういうことがあるのならば、逆の過程もありえる、ということを想像してしまって、トラウマです。

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