言語

おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2023年8月版

『因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるか』★★★★  ジューディア・パール著、ダナ・マッケンジー著。超ウルトラ乱暴に一言に要約すると「AがBの原因であるというのは、Aに介入して任意に起こさせたり起こさせなかったりした時に、結果Bがそれに応じて変わるかどうかだ」ということ。当たり前のように聞こえるが、面白い。 『小学生の勉強は習慣が9割 自分から机に向かえる子になる科学的に正しいメソッド』★...
未分類

おすすめ本書評まとめ2023年1月版

『存在しない女たち: 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く』★★  キャロライン・クリアド=ペレス著。最近流行りの(?)ネットスラングではない普通のフェミニズムの本。良いと思う。 『なぜヒトだけが言葉を話せるのか: コミュニケーションから探る言語の起源と進化』★★★★★  トム・スコット=フィリップス著。真の言語コミュニケーションには再帰的読心能力が必須であるという話。言語の話題ではいつ...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2016年10月版

『ダンジョン飯』★★★  九井諒子著。3巻。まだまだ面白い。 『ナナのリテラシー』★  鈴木みそ著。Kindle Unlimitedで鈴木みそのがいっぱいあったのでいくつか読んだが、薦められるのはこれだけかな。時事的なのですでにちょっと話題は古いが。ガチャ関係でたまに見る「脳内麻薬で留めることが大事だ」のページの元ネタってこれだったのね。 『カルチャロミクス;文化をビッグデータで計測する 』★★★...
WEB情報通信

【悲報】なんかネット流行語化してる?【朗報】

久しぶりに言葉の話題。  ここ最近、主にまとめサイト界隈で、頭に【悲報】とか【朗報】とかつけるのが急速に流行っている印象がある。  おそらく今が最大瞬間風速で、すぐ流行は終わるだろうが、興味深い現象ではある。  ちょっと時代がかった印象がある――この流行以前に普通に使用したりされたりした記憶がほとんどない――大げさな言葉がネットのいかにもどーでもいいニュースに使われるギャップが受けてるんだろうと思...
おすすめ書評まとめ

おすすめ書評まとめ2014年1月版

『そして日本経済が世界の希望になる』★  ポール・クルーグマン著。アベノミクスに関するインタビュー本。密度は薄いので元々クルーグマンとリフレ政策に興味がある人だけどうぞ。 『決闘裁判―ヨーロッパ法精神の原風景』★  山内進著。面白い。 『選択の科学』★  シーナ・アイエンガー著。すでに他のルートで知っていた話も多いが面白い。 『食品偽装の歴史』★  ビー・ウィルソン著。流行りなので。何にでも歴史は...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2013年12月版

『あんぱんまん』★  やなせたかし著。もちろん訃報から。 『動物の言い分 人間の言い分』★★★★★  日高敏隆著。この手の本は結構読み慣れているはずだが、それでも相当面白かった。この方『ソロモンの指環』や『利己的な遺伝子』の訳者だったのか。今まで意識してなかった。不覚。 『ピーター・リンチの株の教科書―儲けるために学ぶべきこと』★★★  ピーター・リンチ著、ジョン・ロスチャイルド著。原題"LEAR...
文化芸術宗教

オスプレイって絶対名前が悪いと思う

私が初めて指摘するわけではないだろうが、オスプレイって絶対名前が悪いと思う。男がふざけて遊んでるようにしか聞こえん。ピンポイントでイメージ最悪すぎる。  カラテオドリの原理を習うと踊る空手家が思い浮かぶし、マイコプラズマと聞くと放電する舞妓さんが出てくるし、デデキント切断と聞くと出目金がちょん切れるような気がする。  日本語を使っている以上、こうした直感的な連想を止めることは不可能だ。意識して心臓...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2013年7月版

『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』★★★  ガイ・ドイッチャー著。内容はshorebird先生の書評参照。著者の主張にはあまり同意できないし、著者の人格も尊敬できないが、言語トリビア集として面白いことは否定できない。 書評 「言語が違えば,世界も違って見えるわけ」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 『知の逆転』★  ジャレド・ダイアモンド他著。ジャレド・ダイアモンド目当てだっ...