おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2023年12月版 『親切の人類史――ヒトはいかにして利他の心を獲得したか』★ マイケル・E・マカロー著。最近(?)ありがちな内容ではあるが。 『給料: あなたの価値はまだ上がる』★ デイヴィッド・バックマスター著。すごく面白いわけではないけど、あまり読んだことない切り口だったので。 『君たちはどう生きるか』★ 吉野源三郎著。主に宮崎駿の映画のせい。時代を越えて話題になるだけのことはあるけど、それだけか。 『進... 2023.12.8 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2017年9月版 『シブサワ・コウ 0から1を創造する力』★★ シブサワ・コウ著。電ファミの記事がムチャクチャ面白かったので。やっぱり一代で大企業を築くような人は普通ではないな。 信長から乙女ゲームまで… シブサワ・コウとその妻が語るコーエー立志伝 「世界初ばかりだとユーザーに怒られた(笑)」 『すごい進化 - 「一見すると不合理」の謎を解く』★★ 鈴木紀之著。内容はshorebird先生にお任せ。 書評 「す... 2017.9.17 おすすめ書評まとめ
政治経済社会 ジョセフ・ヒース『啓蒙思想2.0―政治・経済・生活を正気に戻すために』 啓蒙思想2.0 政治・経済・生活を正気に戻すために|書籍出版|NTT出版 ジョセフ・ヒース著。単独でこれという新しい知見はないのだけど、とにかく尋常じゃないほど良い。それも『資本主義が嫌いな人のための経済学』と同じ人だと!? とんでもねえな。 今日日「哲学者」の肩書きで、ここまで自信持っておすすめできる著者は他にダニエル・デネットぐらいしかいないのでは。 備忘のため内容を箇条書き形式まとめて... 2015.11.18 政治経済社会
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2015年9月版 『ダンジョン飯 2巻』★★★★ 九井諒子著。さすがに1巻ほどの衝撃はなくなったが、まだまだ面白い。 『東方鈴奈庵 ~ Forbidden Scrollery. (4)』★★★ 春河もえ著、ZUN原作。こちらもまだまだ面白い。易者www 『なぜ人類のIQは上がり続けているのか? ――人種、性別、老化と知能指数』★ ジェームズ・R・フリン著。フリン効果の人。元々興味のある人にしかおすすめしない。... 2015.9.21 おすすめ書評まとめ
おすすめ書評まとめ おすすめ本書評まとめ2015年8月版 『人はなぜ感じるのか?』★★★ ビクター・S・ジョンストン著。めちゃくちゃ要約すると「情動は動機や学習のための評価関数である」という話。なんか今だと当たり前のようにも思えるが、面白い。 shorebird:読書ノート「人はなぜ感じるのか」 『やってのける ~意志力を使わずに自分を動かす~』★ ハイディ・グラント・ハルバーソン著。やる気本。悪くはないが、やや散漫。 『思考の技法 -直観ポンプと7... 2015.8.26 おすすめ書評まとめ
科学技術哲学 哲学的ゾンビは「コンパイルしていないコンパイラ」と同じ この本自体はいまいちだったのでおすすめ書評まとめにも取り上げなかったけど、読んでた時に思い出した話。 哲学的ゾンビというものは、単によく考えていないから可能な気がするだけの幻想だという意見に、私は賛成する。 この概念は、ITの用語でたとえるなら、 エクセルのソースコードを入力するとエクセルの実行ファイルを出力するが、コンパイルはしていないソフトウェア というのとよく似ている。 この概念の巧... 2013.11.5 科学技術哲学
科学技術哲学 新しいジョークを言う機械はチューリングテストをパスするだろう 書評 「Inside Jokes」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 人間はチェスで負けようが将棋で負けようがクイズで負けようが、一向にコンピュータが知性を持っているとは認めようとはしない。 しろと言っているわけではない。むしろ、そうしないことは単なる意地やポジショントークではなく、何らかの本質的な意味が含まれていると思われる。だが、それは何だろう。 まったく新しいジョークを... 2012.9.26 科学技術哲学
科学技術哲学 「魂」は実在するか? という問いは「重心」は実在するか? という問いに似ている いつかまとめてそれなりの長さで書こうと思っていた話だが、この本にまったく同じ表現が出てきたので、もう出してしまおう。 「重心」は実在するか? ある意味では、もちろん重心は実在しない。 たとえばサッカーボールの重心には何もない。空気しかない。ボールの重心はまだしも内部の点だが、ドーナツの重心は内部の点ですらない。 しかしまた、ある意味では、もちろん重心は実在する。実在するとの前提の元で行われる... 2012.3.14 科学技術哲学