『因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるか』★★★★
ジューディア・パール著、ダナ・マッケンジー著。超ウルトラ乱暴に一言に要約すると「AがBの原因であるというのは、Aに介入して任意に起こさせたり起こさせなかったりした時に、結果Bがそれに応じて変わるかどうかだ」ということ。当たり前のように聞こえるが、面白い。
『小学生の勉強は習慣が9割 自分から机に向かえる子になる科学的に正しいメソッド』★★
菊池洋匡著。子供が中学受験とか意識する時期になってきたので。まとめ的で驚きはないけど、妥当に思える内容。
『「正しさ」の商人 情報災害を広める風評加害者は誰か』★
林智裕著。時事。良い。読まないといけない人は読まないんだろうなあと思うが、それは著者のせいではないし。
『会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか』★★★★★
ニック・エンフィールド著。文法や単語以外の、従来切り捨てられてきた部分からの会話・言語研究。「は?」が最もニュートラルで始原的な「言葉」かも知れないという話には思わず笑ってしまった。でも正しそうに思える。
『言語はこうして生まれる: 「即興する脳」とジェスチャーゲーム』★★★★★
モーテン・H・クリスチャンセン著、ニック・チェイター著。上のや『なぜヒトだけが言葉を話せるのか』とも補完的で非常に面白い。
『脳は世界をどう見ているのか: 知能の謎を解く「1000の脳」理論』★★★★★
ジェフ・ホーキンス著。第一部の学説部分は無茶苦茶面白いし、かつ正しそうに見える。二部以降はそれと比べればまったく月並みで、蛇足と言っても過言ではない。
『考える脳 考えるコンピューター』★★
ジェフ・ホーキンス著、サンドラ・ブレイクスリー著。上のがとても面白かったので著者の過去作も。重複するところが多いが、こんなに前から基本的に同じことを言っていたのかと思うとすごい。
『限りある時間の使い方』★
オリバー・バークマン著。効率よくこなそうとするんじゃなくて大事なことだけ残してやることを減らせと。『減らす技術』とか、十年ごとぐらいにループする内容に思え、個人的には新味はないが、それだけ重要だということか?
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