おすすめ本書評まとめ2023年1月版

『存在しない女たち: 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く』★★

 キャロライン・クリアド=ペレス著。最近流行りの(?)ネットスラングではない普通のフェミニズムの本。良いと思う。

『なぜヒトだけが言葉を話せるのか: コミュニケーションから探る言語の起源と進化』★★★★★

 トム・スコット=フィリップス著。真の言語コミュニケーションには再帰的読心能力が必須であるという話。言語の話題ではいつ以来かという無茶苦茶面白くかつ正しそうに思える本。詳しい内容はshorebird先生にお任せ。

『AI監獄ウイグル』★★

 ジェフリー・ケイン著。気が滅入るけど面白い。

『人類とイノベーション:世界は「自由」と「失敗」で進化する』★

 マット・リドレー著。定評ある著者。だいたいタイトルから予想できる内容で、ややマンネリ化してきたきらいはあるが、悪くはない。

『デマの影響力 なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか? 単行本』★★

 シナン・アラル著。これといって目新しい話はなかったがタイムリーで良い。

『世界と日本を目覚めさせたウクライナの「覚悟」』★★★★★

 倉井高志著。著者は前ウクライナ大使らしい。それだけのことはあると思わせる内容。非常によかった。おすすめ。

『どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門』★★

 フランチェスコ・シリロ著。大分昔から知っているはずなのに、なぜか原典に当たったことはなかった。もっと早く読んでおけばよかったと思う。

『〈効果的な利他主義〉宣言! ――慈善活動への科学的アプローチ』★★

 ウィリアム・マッカスキル著。個人的にはあまり新しい話はなかったが、良いと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました