おすすめ本書評まとめ2018年1月版

『女と男のだましあい―ヒトの性行動の進化』★★★★★

 デヴィッド・M・バス著。とても良い。結構前に出てた本なのに知らなかったのは不覚。内容は例によってshorebird先生のところ参照。

『アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える』★

 アンドレアス・ワイガンド著。現在では特別目新しい話題はないけどビッグデータとか。

『家族をテロリストにしないために:イスラム系セクト感化防止センターの証言』★

 ドゥニア・ブザール著。わりと面白い。要するに昔(今もか)「カルト」と呼ばれていたものそのまんま。世界情勢は変わっても人間はそうそう変わらんということか。

『ジョン・ハンケ 世界をめぐる冒険 グーグルアースからイングレス、そしてポケモンGOへ』★

 ジョン・ハンケ著。ポケモンGOに興味ある人のみ。

『獣の奏者』★★★

 上橋菜穂子著。守り人シリーズから連続で。そちらほどではないけど十分面白い。著者も自覚しているようだけど、3巻以降はやっぱり蛇足な気がする。

『シンプルな政府:“規制”をいかにデザインするか』★★

 キャス・サンスティーン著。ナッジを政治に生かそうという話。アメリカで実際ここまで進んでいるとは知らなかった。日本ではどうなんだろう。

『人類進化の謎を解き明かす』★★★★★

 ロビン・ダンバー著。こりゃすごい。全部がこの通り正しくはないかもしれないけど、従来考えられてきたような様々な説が、ここまで定量的に判定できるようになってきているというだけで十分面白い。

『フェイクニュースの見分け方』★

 烏賀陽弘道著。まあ流行り物。良いと思う。

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