『そして日本経済が世界の希望になる』★
ポール・クルーグマン著。アベノミクスに関するインタビュー本。密度は薄いので元々クルーグマンとリフレ政策に興味がある人だけどうぞ。
『決闘裁判―ヨーロッパ法精神の原風景』★
山内進著。面白い。
『選択の科学』★
シーナ・アイエンガー著。すでに他のルートで知っていた話も多いが面白い。
『食品偽装の歴史』★
ビー・ウィルソン著。流行りなので。何にでも歴史はあるのだな。そして、現代はなんだかんだ言って恵まれているのだな。
『ヤバい統計学』★★★
カイザー・ファング著。原題”NUMBERS RULE YOUR WORLD”(『数が(あなたの)世界を支配する』)。普通に良い数字・統計リテラシーもの。邦題は酷い。ただの便乗。
『食べられないために―― 逃げる虫、だます虫、戦う虫』★
ギルバート・ウォルドバウアー著。面白い。内容は例によってshorebird先生にお任せ。
『亡びゆく言語を話す最後の人々』★★★
K.デイヴィッド ハリソン著。読んでて愉快な話ではないが重要。
『子どもの頃の思い出は本物か: 記憶に裏切られるとき』★★★★
カール・サバー著。『抑圧された記憶の神話』とかなり重複するけど、やっぱり怖面白い。
『人はお金だけでは動かない―経済学で学ぶビジネスと人生』★★★★
ノルベルト・ヘーリング著。原題”Economics 2.0″。邦題だとインセンティブの話中心に聞こえるがそうではなく、経済全般の優れた啓蒙書。
『卍とハーケンクロイツ―卍に隠された十字架と聖徳の光』★★★★★
中垣顕實著。素晴らしい。卍を一緒くたに禁止するのがある種西欧中心主義的傲慢だというぐらいは当然認識していたが、ドイツ語ハーケンクロイツ(鉤十字)の直訳ではなくSwastikaを用いていること自体が、クロス(十字架)の要素を隠す欺瞞ではないかとの指摘は目鱗。
『大富豪のお金の教え』★★
パン・ヒョンチョル著。ありがちな駄本のような邦題が残念。原題は”The Disciplines of the Rich for their Kids”(『(その)子供たちのための金持ちの規律』)。ビル・ゲイツは親の代から只者じゃなかったのね。
『ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?』★★★★★
ウィリアム.C・デメント著。科学トリビア集のようなタイトルになっているが、違う。睡眠時無呼吸症候群をはじめとする睡眠障害の決定版的な本だ。いびきや昼間の眠気などに心当たりのある人はもちろん、そうでない人も是非。
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