『星を継ぐもの』は最近しんざきさんもおすすめしてたように、SFオールタイムベストに数える人も多い傑作。
私もオススメできるのは、まず『星を継ぐもの』を含む「巨人たちの星」シリーズ3部作。ただし、このシリーズは後に行くごとに急速につまらなくなっていく。(最初が面白すぎると言った方が正しい。)
次にやはり『創世記機械』。『未来の二つの顔』は、今見るとやや古くさいが、個人的に星野之宣が好きなのでコミック版を入れておく。
なお巨人たちの星シリーズは、今後別の文脈でごくわずかに触れる機会があるかも。
おまけ
月SFつながり。
by 木戸孝紀
tags:SF ニュース 小説 訃報
バージェス動物群について久々に面白いニュースが。ハルキゲニアの上下逆転以来の衝撃かもしれん。
摩訶不思議と思われていた化石が徐々に既知の分類に収まってくる歴史を辿っているので、方向性は意外ではないのだけど、まさか頭足類とは。
カンブリア爆発についての意見がどうあれ、頭足類ほどのグループ(の先祖)が見つからなかったらむしろ不思議なわけなので、驚きではあるが妥当な話に思える。
謎の古代動物は原始イカ類=5億年前の新化石分析?カナダ
約5億年前の海に生息した頭はエビ、体は魚に似た謎の小さな動物「ネクトカリス」は、現在のイカに似ているが、足に見える腕が2本しかない姿だったことが、カナダで新たに発見された多数の化石の分析で分かった。イカやタコの頭足類に分類され、同類の化石としては従来の記録を約3000万年さかのぼり、最も原始的という。カナダ王立オンタリオ博物館の研究チームが27日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
ネクトカリスは、「カンブリア紀の大爆発」と呼ばれる多種多様な動物の大量出現期に現れた動物の一種。世界遺産に登録されているカナダ西部ロッキー山脈の自然公園で約100年前、不完全な化石が1個だけ発見され、1976年になって学名が付けられた。
研究チームは同所で新たに見つかった91個の化石を分析。その結果、体長2〜5センチ、イカのように平たい体で、小さな頭部に一対の目と腕があり、えらや幅広いひれを備えていることが分かった。頭部には、タコが墨を吐くのと同じ器官もあり、遊泳中に海水をジェット噴射して加速。腕で獲物を捕らえたか、海底で死んだ動物をあさっていたとみられる。(2010/05/27-07:02)
(時事ドットコム:謎の古代動物は原始イカ類=5億年前の新化石分析?カナダ)
おまけ
頭足類→タコ→パロディウス。BGMもいい。
by 木戸孝紀
tags:ニュース ネクトカリス 科学 古生物 進化
国民の「幸福度」を調査へ=新成長戦略の指標に?政府
2月28日14時3分配信 時事通信
鳩山由紀夫首相は28日、首相公邸で菅直人副総理兼財務相や仙谷由人国家戦略担当相らと会い、新成長戦略の具体策取りまとめに向け、国民の「幸福度」を調べる方針で一致した。具体的な調査項目を詰めた上で、3月初めにも着手する。
会談後、仙谷氏は公邸前で「単なる数字のGDP(国内総生産)だけじゃない成長をわれわれがどうつくっていくのかと(いうことだ)」と記者団に述べ、新たな指標として検討していることを明らかにした。
「幸福度」については、昨年12月にまとめた新成長戦略の基本方針でも「国民の『幸福度』を表す新たな指標を開発し、その向上に向けた取り組みを行う」と盛り込まれた。
(国民の「幸福度」を調査へ=新成長戦略の指標に?政府(時事通信) – Yahoo!ニュース)
何もしないよりはいいことだと思うから否定はしないけど、どうしてもリアル『パラノイア』という皮肉が出てこざるをえないなあ。
原文が手元にないので孫引きだが、
幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある。
(Anna Karenina by Leo Tolstoy トルストイ『アンナ・カレーニナ』: tomokilog – うただひかるまだがすかる)
というトルストイの有名な言葉がある。この言葉は、不幸(な家庭)に目を向けようという文脈では価値があると思うが、私の考えではまったくの間違いだ。事実はまさにその逆である。
今ググったら発見した。また孫引きになるが天声人語で逆転させた言葉がすでに言われていたらしい。
幸福はさまざまだが、
不幸は驚くほど一様である
(朝日新聞、2002年11月19日)
(名言集>ヒントの名言>幸福はさまざまだが、不幸は驚くほど一様である)
もちろん、不幸も多様である。それは言うまでもない。しかし、いくら多様といっても、古来八苦などとまとめられる程度のパターンしかない。
幸福の多様さに比べたらまったく単純そのもの。幸福がどんなものかは、人によって千差万別だからだ。
幸福を調査するとか測定するとかいうことが滑稽に感じられるのは、まさに調査や測定というのは、幸福の多様性にもっとも馴染まない行為だからではないのかな。
参考リンク
おまけ
しあわせって何だっけ→ポン酢醤油はキッコーマン
by 木戸孝紀
tags:TRPG ニュース 時事 政治 多様性 哲学
オリオン座の1等星「ベテルギウス」で、超新星爆発へ向かうと見られる兆候が観測されている。米航空宇宙局(NASA)が6日に公開した画像には、星の表面の盛り上がりとみられる二つの大きな白い模様が写っていた。この15年で大きさが15%減ったという報告もあり、専門家は「爆発は数万年後かもしれないが、明日でもおかしくない」と話す。もし爆発すれば、満月ほどの明るさになり、昼でも見えるようになる。
(asahi.com(朝日新聞社):ベテルギウスに爆発の兆候 大きさ急減、表面でこぼこ – サイエンス)
久々に面白い天文ニュースだなあ。
万一本当に爆発したら、1054年のかに星雲以来のでかい超新星爆発、というか間違いなく空前絶後の天文ショーが見られることになるわけで。見たいなあ。
さらに万一ガンマ線バーストの方向に入ってたら「人類は滅亡する!」(な、なんだってー!!!)レベルの話になる可能性もあるけど。
少なくともオリオン座は消滅する、あるいはごく薄くなることになりそう、世界中の星図や天球儀は更新を余儀なくされるのだろうか。想像するだけで面白いわ。
おまけ
「あの星々はもう滅んでしまっているのだろうか?」
by 木戸孝紀
tags:ニュース 宇宙 科学 天文
ブリキのさんが『新』で正解です! おめでとうございます!
はっきり言って1回目から正解者が出るとはまったく思っていませんでした。まさに神です! あーびっくりした。
意外と面白かったので続いて2010年度版もやるつもりです。エントリーはまだですが、今から考えておいてもいいでしょう。
後知恵に過ぎませんが、オバマ新大統領就任が分かっていて、新政権もある程度予想できた今年と違って、来年はもっと難しそうです。
おまけ
連呼したくなるぐらい神!
by 木戸孝紀
tags:キャンペーン ニュース ネタ 今年の漢字 時事
とか言ってたが、本当になった。
私のATOKはお金と期間をかけてガチガチにカスタマイズされているので、すぐに乗り換える気にはならないが、将来的にはATOKもほぼ確実に駆逐されてしまいそうな予感がする。
とりあえず現在の素の状態でも、MS-IMEよりは万倍いい。MS-IMEを使っていて、ATOKを買うのを渋っている人はぜひとも導入すべき。
web上の情報から候補を作っているためか「ただしい」と入力したところで「ただしイケメンに限る」が第1候補としてサジェストされるとか、かなりカオスなことも起きる。一般の人までこれを使うようになると、言語環境的にも面白いことになりそうだ。
おまけ
by 木戸孝紀
tags:ATOK Google IME ニュース フリーソフト 言語
■自身の記録、0秒11も更新
北京五輪の陸上男子短距離で3冠に輝いたウサイン・ボルト(22)=ジャマイカ=が16日、ベルリンで開催されている世界選手権の100メートル決勝を9秒58の驚異的な世界新記録で制した。ボルトはちょうど1年前、北京五輪でマークした従来の世界記録を0秒11も更新した。現行の電気計時で世界記録が9秒台に突入してからは最大の更新幅となる。
(「ボルトが異次元の世界新 100M9秒58で優勝」:イザ!)
ごめんなさい! 今日日、男子100メートルの世界記録が一度に0.1秒以上更新されるなんて絶対ありえねーwww 科学的に考えて、とか思っていました。
三十路も近くなると、こんな風に現実の良いニュースに吃驚仰天させられるなどということは滅多にないものだが、ああ幸せ。
ただ、この幸せに水を差すものが目に留まってしまった。
おそらく悪意はまったくないんでしょうけど、この場面で動物動物連呼すんのやめてもらえませんかね。
ワトソン発言の時もそうだったが、日本では人種問題が――少なくともアメリカにおける文脈と同じ黒人差別問題としてのそれが――存在しない分、かえってカジュアルな差別意識に対する認識が甘くなっているように思う。
おすすめ参考図書
おまけ
これ自体は一発ネタだけど、第3回MMD杯はどれもすごいぞ。
by 木戸孝紀
tags:スポーツ ニュース 差別 時事
これを初めとして新型インフルエンザに関しては何度か取り上げてきましたが、今回は本当に今までの新フル関連ニュースで一番やばいですねえ……。続報待ち。
おまけ
by 木戸孝紀
tags:インフルエンザ ニュース