科学技術哲学 充分に発達した科学技術が魔法と見分けが付かなくなることはもうない 星新一の『おみやげ』を枕にして言いたかったのは、歴史の変曲点の話の続きである。 一つ空想してみよう。この灰になってしまった「おみやげ」について私たちは何が言えるだろうか? 私は「簡単に宇宙を飛び回れるロケットの設計図」に何が書いてあったかは全く想像もつかない。そんなものが存在しえたかどうかも疑わしいと思われる。*1 ただし、想像もつかないとは言っても、少なくとも光速を越えることはできなかった... 2007.8.15 科学技術哲学