ガイア理論

科学技術哲学

『寄生獣』と利己的遺伝子とガイア理論の衰退の話

『寄生獣』と利己的遺伝子とガイア理論の衰退の話 - Togetterまとめ 寄生獣のアニメをやってたときに書いたものの清書です。内容的には上とほとんど変わっていません。TwitterやTogetterもいつまで存在するかわからないので、こちらにまとめておきます。 『寄生獣』のストーリー展開の変化、作者にすら予想していなかった変化は、進化論のダーウィン以来最も重要な進展をそのまま取り込んでいる。 ハ...
科学技術哲学

良いトンデモと悪いトンデモは紙一重

幻影随想: 陰謀論に堕ちた生化学者 細胞内共生説で有名なリン・マーギュリスが911陰謀論系のトンデモさんになっちゃったという話。 幻滅したとかガッカリしたとかいう感想が聞かれるが、私は前からそういう素養はあると思っていたので、さもありなんという感想だった。 というのも私は、この人が左翼系のトンデモとは極めて親和性の高いガイア理論のシンパであると前から知っていたからだ。デビルマン・寄生獣・ネウロに共...
アニメコミック

デビルマン・寄生獣・ネウロに共通する進化論へのまともな理解 中編

(前回の続き) 『寄生獣』はこのような文章から始まる。地球上の誰かがふと思った『人間の数が半分になったらいくつの森が焼かれずにすむだろうか……』地球上の誰かがふと思った『人間の数が100分の1になったらたれ流される毒も100分の1になるだろうか……』誰かが ふと思った『生物(みんな)の未来を守らねば…………………………』 これはガイア理論のかなりトンデモ寄りな解釈――地球には超科学的な生命調整機能...