ジョーク

科学技術哲学

新しいジョークを言う機械はチューリングテストをパスするだろう

書評 「Inside Jokes」 - shorebird 進化心理学中心の書評など  人間はチェスで負けようが将棋で負けようがクイズで負けようが、一向にコンピュータが知性を持っているとは認めようとはしない。  しろと言っているわけではない。むしろ、そうしないことは単なる意地やポジショントークではなく、何らかの本質的な意味が含まれていると思われる。だが、それは何だろう。  まったく新しいジョークを...
科学技術哲学

DHMOの恐怖タネ明かし

きれいに引っかかっていただけた方が何人かいらっしゃるようなのでそろそろタネ開かし。『ジ』は『2』、『ハイドロジェン』は『水素』、『モノ』は『1』、『オキサイド』は『酸素』、つまり一酸化二水素、すなわちH2O、平たく言えばそう“水”である。  これは有名な科学啓蒙ジョークで事実だからといって正しいとは限らないという重要なことを鮮やかに示してくれる。今日もテレビや新聞やネットで流布されている情報の中に...
科学技術哲学

DHMOの恐怖

突然だがジハイドロジェン・モノオキサイド(DiHyrodogenMonoOxide:DHMO)という化学物質をご存じだろうか。DHMOは無色・無味・無臭の化学物質で、毎年全ての汚染物質を合わせたよりも多くの人々を死に至らしめており、物品に与える損害も甚大であることが科学的に疑問の余地なく証明されているにも関わらずその存在を問題視している人はほとんどいない。  DHMOは極めて浸食性の強い化学物質で...