おすすめ書評まとめ 書評在庫一掃セール2010年9月版 最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。 ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。 『犯罪の生物学―遺伝・進化・環境・倫理』★★★★★ D.C.ロウ著。これはいい。すごくいい。このテーマピンポイントでは、基本にして最高と... 2010.10.2 おすすめ書評まとめ
科学技術哲学 サイモン・コンウェイ・モリス『進化の運命:孤独な宇宙の必然としての人間』 Togetter - 「サイモン・コンウェイ=モリス『進化の運命:孤独な宇宙の必然としての人間』を読む前に考えていたこと」 読んだ。けど、残念ながら、読む前に考えていたこと以上の収穫は特になかった。 チチュルブ隕石がなくても「恐竜人」が生まれただろう、とは流石に言ってはいなかったが、ある意味それより身も蓋もないことを言ってた。 当時、地球はすでに寒冷化に向かっていたから、隕石がなくても、いず... 2010.9.8 科学技術哲学
科学技術哲学 ネクトカリスはイカだった!? Nectocaris: mystery fossil was actually a 500-million-year-old squid relative | Not Exactly Rocket Science | Discover Magazine バージェス動物群について久々に面白いニュースが。ハルキゲニアの上下逆転以来の衝撃かもしれん。 摩訶不思議と思われていた化石が徐々に既知の分類に... 2010.5.30 科学技術哲学
科学技術哲学 アンドリュー・パーカー『眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く』 これも読もう読もうと思って後回しになっていた。いわゆるカンブリア大爆発についての本。 カンブリア大爆発についてはとにかく『ワンダフル・ライフ』が有名だが、この本でのグールドは、人間の進化が偶然の結果であるという意見――それは正しいと思うが――を強調するあまり、バージェス動物の異質性・多様性を過大に強調してしまった面があり、カンブリア大爆発などと言うのはただの誇張で実際は何も特別なことなど起きては... 2007.5.2 科学技術哲学