科学技術哲学 水伝問題で非難されるべきは著者ではなく学校教師 前回の続き。水伝はトンデモだということはわかったとしよう。なぜ科学にそんな風に誰かの飯の種を切って捨てる権利があるのだろう。 何が正しくて何が間違っているか判断する方法は色々ある。(あるいはあった。)昔も今も人気がある方法に、 真理は聖なる本に書かれている というものがある。 優れた哲学者の魂が考えて考えて考えぬけば真理に到達できる とする方法も昔はあった。だが結局は みんなで検証を何度も繰... 2006.12.3 科学技術哲学
科学技術哲学 「水からの伝言」はトンデモの一言で切って捨ててよい オープニングクイズ。以下の主張は正しいか? ○か×のみで答えなさい。どちらでもない・どちらでもある・場合による等の答えはなし。 誰かの真剣な主張を「とんでもないから」といって真面目に受け取らないのは科学的な態度とは言えない 科学的な社会では少数派の意見に基づいて行動するからといって弾圧されたり処罰されることはない 人格的な神や死後の世界の存在は科学的な観点からすると否定されると言わざるをえない ... 2006.11.14 科学技術哲学
科学技術哲学 電気分解した水で頭を洗う うちの近所の980円の散髪屋では、いくらか余計に払うと電気分解した水で頭を洗ってくれるそうです。 フケや痒みを防ぐ効果があるそうですが、それは水素爆鳴気で頭髪を吹き飛ばしてやるという意味でしょうか。 それとも水酸化ナトリウム水溶液で頭皮をきれいさっぱり溶かし去ってくれるのでしょうか。 確かにフケや痒みはなくなりそうですがそれ以前に命がなくなりそうなのでいつも丁重にお断りしております。 つー... 2006.5.9 科学技術哲学