立花隆

政治経済社会

立花隆『青春漂流』

青春というのは、それが過ぎ去ったときにはじめて、ああ、あれがオレの青春だったのかと気が付くものなのである。  表紙の立花隆で思わず吹きそうになるが、そろそろ私も青春という年代ではなくなってきたかも。 一見いかに成功し、いかに幸せに見えても、それがその人の望んだ人生でなければ、その人は悔恨から逃れることができない。反対に、いかに一見みじめな人生に終わろうと、それが自分の思い通りの選択の結果として招来...