2014 2/1

『パンプキン・シザーズ』★★

 岩永亮太郎著。トライガンの系譜に属すると思われる。まだ途中だが、TSUTAYAのコミックレンタルのたびにちょっとずつ読んでいる。商業的に大ヒットするわけでも歴史に残るわけでもないだろうけど、私は好きだな。

『バクマン。』★★★★

 大場つぐみ原作、小畑健著。連載時は読んでなかったが、レンタルで一気読みしたら面白かった。ガモウひろし大場つぐみはやはりすごいな。

『にわかには信じられない遺伝子の不思議な物語』★

 サム・キーン著。ふつうに良い啓蒙書。

『投資の科学 あなたが知らないマーケットの不思議な振る舞い』★

 マイケル・J・モーブッシン著。一見つまらないと思ったが、投資の勉強はしてきたが自然科学・数学系の勉強はあまりしてこなかったという、私と逆パターンの人には素晴らしいのではないかと思って紹介。

『交通事故はなぜなくならないか―リスク行動の心理学』★★

 ジェラルド・J.S. ワイルド著。リスク・ホメオスタシス理論。かいつまんで言うと、人は安全だと感じると取るリスクを増やしてその分利益を上げようとするので、単純に安全対策を取れば取っただけ実際に事故が減るわけではないという話。面白い。

『投機バブル 根拠なき熱狂―アメリカ株式市場、暴落の必然』★

 ロバート・J. シラー著。ITバブルを予言したとされる本。いいけど普通に勉強したい人は、もっと一般的なのをひと通り読んでからでいいかな?

『世界一賢い鳥、カラスの科学』★★

 ジョン・マーズラフ著、トニー・エンジェル著。面白い。『ソロモンの指環』を思い出す。(もちろん直接言及もある。)

『クモはなぜ糸をつくるのか?』★

 Leslie Brunetta著、Catherine L. Craig著。クモ話。面白い。

『信用取引実践バイブル―株式投資が変わる!』★★★

 新井邦宏著。自分でやる気はないが、だからと言って知らなくていいわけではないということがよくわかった。

『大地』★★★★★

 パール・バック著。最近読んだのではないが、なぜか紹介してなかったので。すごく好き。

『その科学があなたを変える』★

 リチャード・ワイズマン著。身→心相関に的を絞った自己啓発書。ちょっとワンパターン気味か。すでに類似の話を知っていればあえて重ねなくてもいいかも。

『ロードス島伝説』★★★★★

 水野良著。角川の70%OFFセールでKindle版を購入して再読。懐かしい。やっぱり好きだなこれ。自己欺瞞ブームの視点で見ると、長さの割に自己欺瞞の描写がすごく多い気がする。それがメインテーマのキャラまでいるし。

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2013 11/11

『すすんでダマされる人たち ネットに潜むカウンターナレッジの危険な罠』★

 ダミアン・トンプソン著。欧米の事例ばかりだが悪くない。『1421』というトンデモ本については存在自体を初めて知った。日本ではそんなに知られていないのかね?

『世紀の相場師ジェシー・リバモア』★★★★

 リチャード・スミッテン著。まず単純に伝記としても面白い。投資の参考になる話もあるし、贅沢ぶりとか家族のスポイルぶりとか破滅ぶりの反面教師としても最高。一粒で三度美味しい感じ。

『相場師一代』★★★★

 是川銀蔵著。東証Project経由。もちろんある程度は盛っているのかも知れないが、思わず笑っちゃうぐらい波瀾万丈の人生。私とリバモアとかこの人では、絶対に脳の遺伝子に違いがあると思う。たとえ長者番付に載れるとしても絶対真似できん、というかしたくない。

『ミンスクのにわとり―やわらかな発想を養う100問』★

 ユーリ・B・チェルニャーク著、ロバート・M・ローズ著。よくある数学クイズ本ともいえるが、物理が混じってるのとロシアジョークと結びついているのが特徴的。

『「銅メダル英語」をめざせ!~発想を変えれば今すぐ話せる~』★★

 林則行著。投資の本が良かったので著者つながりで。読む書く話す聞くのうち、話すが一番簡単など、既成観念を崩される部分多し。

『「超」勉強法』★★★★

 野口悠紀雄著。三語にまとめると「面白いことが大事」「全体から部分へ」「8割主義」。言い換えれば「モチベーション」「インターレース」「パレートの法則」。概ね同意だが、子供の頃に読みたかった。並べた2冊は補足程度に。

『株でゼロから30億円稼いだ私の投資法―大株主への道こそ株式投資の本道』★

 遠藤四郎著。やや古い本であり、今日の状況に適用することはできないが、時代が違っても変わらない心構え等の部分だけ有益。

『テンバガーを探せ! 10倍儲かる低位株投資術』★

 鮎川健著。上の本の現代版がこれになる……のかな?

『ファンドマネジメント―マーケットの本質と運用の実際』★

 山崎元著。個人向けの良い本をよく出している方。プロはこういうことまで考えないといかんのね、という参考程度に。

『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』★

 山口揚平著。『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』が良かったので著者つながりで。タイトルにもなっているピカソのエピソードは非常に面白かったが、それ以外はややありがちな感じ。

『みけねこキャラコ』★★

 どいかや著。絵本。なんか好き。

『無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい』★★★

 松井忠三著。カンブリア宮殿経由。マニュアルというものへの認識がちょっと変わったかも。

『オニールの成長株発掘法【第4版】』★

 ウィリアム・J・オニール著。これをうんと圧縮して日本に適応させれば『伝説のファンドマネージャーが教える株の公式』に近くなるかも。こちらは大部なので、読むならまずそちらからおすすめ。

『ラ・ロシュフコー箴言集』★★

 ラ・ロシュフコー著。何で知ったか忘れたが、なかなか濃い。

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2013 10/14

『国家はなぜ衰退するのか:権力・繁栄・貧困の起源』★★

 ダロン・アセモグル著、ジェイムズ・A・ロビンソン著。詳しくはリンク先参照。私が新たに有益だと感じたのは、制度にとても強い慣性が働くという点。

『善意で貧困はなくせるのか?―― 貧乏人の行動経済学』★★★

 ディーン・カーラン著、ジェイコブ・アペル著。並べたものといっしょにおすすめ。

『ザ・ニューリッチ―アメリカ新富裕層の知られざる実態』★★★★

 ロバート・フランク著。原題”Richistan”(金持ち国)。NHKスペシャル経由。いろいろな意味で面白い。

『伝説のファンドマネージャーが教える株の公式』★★★★★

 林則行著。テクニカルでまともなことを言っている本は初めて見た気がする。個人の条件で活かせるかどうかはともかく、こういう思想で売買している機関投資家が市場にいるということはわかっていた方がよさそう。

『伝説のファンドマネージャーが実践する 株の絶対法則』★★★

 林則行著。上の本の補足的なもの。

『僕だけがいない街』★★★★

 三部けい著。2巻時点の感想。なんか評判良かったので角川の半額セールの時にKindle版を購入。『バタフライ・エフェクト』にインスパイアされたとおぼしきSFサスペンス。でも単なる二番煎じではなく完成度高い。真犯人はバレバレな気がするがそれは仕方ないか。

『鬼燈の島~ホオズキノシマ』★★

 三部けい著。上のから連鎖で。なんとなく『ひぐらしのなく頃に』を連想。いろんな意味でプロフェッショナリズムを感じる。

『九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子』★★★★★

 九井諒子著。これも評判良かったのでKindleで。確かに滅多にないお得感の短編集。特に『狼は嘘をつかない』『金なし白祿』『子がかわいいと竜は鳴く』の3編は傑作。『竜の学校は山の上 九井諒子作品集』の方も、平均ではやや劣るものの、なかなか。

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2013 9/19

今こそ知りたい資産運用のセオリー

 最近すっかりファンになった竹中正治先生の小特集。

『今こそ知りたい資産運用のセオリー』★★★★★

 竹中正治著。素晴らしい。内容がまともなのはもちろんだが、アリスのショートストーリーがなんとも言えない味出してる。すごく頭が良くて面白そうな人だ。

『稼ぐ経済学 「黄金の波」に乗る知の技法』★★★★

 竹中正治著。年代的には上のアップデート版のようなもの。上の本と重複する部分もあるが、強くおすすめ。

『なぜ人は市場に踊らされるのか?』★★★

 竹中正治著。上2冊と違い経済一般の話題。しかし投資にも有益。

『ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層』★★★

 竹中正治著。経済学者が文化とか言い出すと変なことになりがちだが、十分まともで面白い。

『素人だから勝てる外貨投資の秘訣―虎の子の退職金、ボーナスを着実に殖やす』★★

 竹中正治著。タイトルがちょっといかがわしいが内容はまとも。これを忠実に守れるなら個人にもFXの利用価値はあるかも。ここから下の為替系にも興味がある人には、まずこれを読むことをおすすめ。

『マネーの動きで読み解く外国為替の実際』★

 国際通貨研究所編集。上のとかぶる部分多し、上のを読んでればあえて重ねる必要は薄いか。

『米国の対外不均衡の真実』★

 竹中正治著。タイトル通りの内容で、やや専門的。投資の参考にはあまりならないかもしれないが、通俗レベルではトンデモが横行する題材なので、ワクチンとしてざっと読んでおいて損はないかも。

『通貨オプション戦略―ディーラーが明かす必勝法』★

 竹中正治著、久保田真著。かなり専門的。さすがに一般個人に活用の機会はあまりないかも。

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2013 9/4

『プログラミング言語の基礎概念』★

 五十嵐淳著。教科書的。OCamlを使っているのが特徴。

『WILLPOWER 意志力の科学』★★★★★

 ロイ・バウマイスター著、ジョン・ティアニー著。とても面白くて役に立つ。

『インターネット財務情報システム―XML技術とXBRLデータ標準を用いた』★

 湯浦克彦著。XBRLについてはまともな本がなかなか見つからない。これが一番ましなような気がする。それでも具体的に役に立つかというと微妙だが。

『世界大不況からの脱出-なぜ恐慌型経済は広がったのか』★★★★

 ポール・クルーグマン著。おなじみクルーグマン。いつも通り良い。

『勝ち続ける意志力』★

 梅原大吾著。竹中正治先生経由。ウメハラはニコ動で知ってはいたが、確かにこれはぶったまげる。

『ファスト&スロー: あなたの意思はどのように決まるか?』★★★★★

 ダニエル・カーネマン著。これは凄いわ。個々の話はすでに他の本を通して聞いたことがあるものだけど、やはりノーベル賞というかオリジナルは伊達じゃない。超おすすめ。

『不格好経営―チームDeNAの挑戦』★

 南場智子著。面白い。

『遠藤雅伸のゲームデザイン講義実況中継』★

 株式会社モバイル&ゲームスタジオ著。

『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?【ミスを最大限に減らしベストの決断力を持つ!】』★★★★

 アトゥール・ガワンデ著。これは素晴らしい。さっそく実践しよう。部分的にすでに実行していることもあるが。

『殺戮にいたる病』★

 我孫子武丸著。一発ネタっちゃネタだけど。

『東方マネー 2013年夏号』★

 機関投資家転向で話題になった五月さんの同人誌。東方×投資ってまさに俺得。初心者向けながら、ちゃんと勉強にもなる内容。

『株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書』★★★

 足立武志著。普通に良書。

『テンプルトン卿の流儀』★★★★

 ローレン・C・テンプルトン著、スコット・フィリップス著。ジョン・テンプルトンは、ドーキンスの兄貴のせいかテンプルトン賞のイメージが強かったけど、投資家としては極めてまとも。この本もかなりの良書。

『笑う親鸞 —楽しい念仏、歌う説教』★

 伊東乾著。ほえー、まだまだ知らない世界があるものだな。仮説の信憑性はともかく、体験の部分だけでも面白い。

『不死細胞ヒーラ ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生』★★★★

 レベッカ・スクルート著。他で大まかには知っていた話だが、かなり面白い。

『量子革命: アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突』★

 マンジット・クマール著。伝記に比重が寄ってる感じ。量子力学そのものは他ので予習しとくといいかも。

『クリティカルシンキング 不思議現象篇』★★

 T・シック・ジュニア著、L・ヴォーン著。よくできた懐疑主義の教科書と言ってよかろう。なんとなく装丁やフォントや段組が安っぽいというか微妙なのが残念。

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2013 8/19

『相場で負けたときに読む本 実践編』★

 山口祐介著。投資に関する心理面のアドバイス集。まあまともだが、この本「だけ」では大損する人の損を減らす効果はあっても利益が出るようにはならない気がする。

『生命保険のカラクリ』★★

 岩瀬大輔著。ライフネット生命の話としても面白いし、なにも考えずに生命保険に入っている人には見直しの機会になるかも。

『働かないって、ワクワクしない?』★

 アニー・J・ゼリンスキー著。今ならスローライフと言えば通りがいいか?

『うそつきの進化論―無意識にだまそうとする心』★★★

 デイヴィッド・リヴィングストン・スミス著。後半の仮説はまだまだこれからという感じだが、欺瞞・自己欺瞞の本としてだけでも十分面白い。

『天才を考察する: 「生まれか育ちか」論の嘘と本当』★

 デイヴィッド・シェンク著。悪くないけど、ちょっと遺伝決定論への批判にバイアスがかかり過ぎた印象。学習法・練習法・指導法の本としては『非才!』の方がいいし、遺伝と環境の本としては『やわらかな遺伝子』の方がいい。

『自助論』★

 サミュエル・スマイルズ著。悪くはないけどさすがに古い。古い本だから当たり前だけど。

『心に太陽を持て』★★★★★

 山本有三著。上のから連想した。古いのは同じだけど、これは昔から好き。

『グズの人にはわけがある』★

 リンダ・サパディン著、ジャック・マガイヤー著。

  1. 「でも、完璧にしたい」完全主義タイプ
  2. 「でも、あんな面倒なことをするのは嫌だ」夢想家タイプ
  3. 「でも、本当に大丈夫か不安でたまらない」心配性タイプ
  4. 「でも、なぜ私がしなければならないんだ」反抗者タイプ
  5. 「でも、ギリギリまでやる気になれない」危険好きタイプ
  6. 「でも、ほかにもすることが多過ぎて」抱え込みタイプ

 はいすいませんグズです。中学・高校生ぐらいまで4以外全部。大学・社会人にかけて徐々に是正されたし、意識的にも是正したが、今でもかなり1。

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2013 7/10

『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』★★★

 ガイ・ドイッチャー著。内容はshorebird先生の書評参照。著者の主張にはあまり同意できないし、著者の人格も尊敬できないが、言語トリビア集として面白いことは否定できない。

『知の逆転』★

 ジャレド・ダイアモンド他著。ジャレド・ダイアモンド目当てだったんだけど、それはいまいち。アカマイ創業者・数学者のトム・レイトンのところだけ面白かった。

『市場を創る―バザールからネット取引まで』★

 ジョン・マクミラン著。良いが、最近読んだ類書のほうがもっと良かったような気も。

『Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール』★

 ランダル・ストロス著。やっぱポール・グレアムは面白い。

『この本の名は?: 嘘つきと正直者をめぐる不思議な論理パズル』★★

 レイモンド・スマリヤン著。復刻版。昔めちゃくちゃ好きだった。

『マネーの公理 スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール』★★★★★

 マックス・ギュンター著。これは素晴らしい。いわゆる「投機と投資」のうち投機の本で迷わずおすすめできるのは初めてではないか。個人が実践するかはともかくとして、投資のためにも活かせる部分が大いにあるはず。

『今こそ知りたい資産運用のセオリー』★★★★★

 竹中正治著。これも素晴らしい。内容がまともなのはもちろんだが、アリスのショートストーリーがなんとも言えない味出してる。すごく頭が良くて面白そうな人だ。久しぶりに著者名で総当り式読書してみよう。

『冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート 市場の英知で時代を読み解く』★

 ジム・ロジャーズ著。いつも通りのロジャーズ節。極論とノスタルジーを割り引いて話半分に楽しもう。

おまけ

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2013 6/19

『ヤル気の科学 行動経済学が教える成功の秘訣』★★

 イアン・エアーズ著。ちょっとサイトの宣伝ぽいが、なかなか面白い。

参考リンク

『コーディングを支える技術 ~成り立ちから学ぶプログラミング作法』★

 西尾泰和著。やや初心者向けだが、よい。

『ビル・ゲイツ未来を語る』★★★

 ビル・ゲイツ著。1995年、Windows95発売直後ぐらいに出された本。20年近く経った今だからこそ面白い部分もある。おすすめ。

『投資家が「お金」よりも大切にしていること』★★

 藤野英人著。アメリカのヒーローは金持ちの民間人で日本のヒーローは公務員だとか、なかなか面白い。清貧思想からの脱却は大事だと思う。

『スノーボール ウォーレン・バフェット伝』★★

 アリス・シュローダー著。単純に伝記として面白かった。投資の参考にはほぼならない。

『脳のなかの天使』★★★★

 V・S・ラマチャンドラン著。前著とかぶるところもあるが、素晴らしい。「人間はただの類人猿にすぎない」との言明は、世俗的ヒューマニズム版「原罪」なのではないか、という皮肉は印象に残る。

『自然界の秘められたデザイン 雪の結晶はなぜ六角形なのか?』★

 イアン・スチュアート著。ややまとまりに欠ける印象だが、類似の本を読んだことがないなら。

『プライド』★★★

 一条ゆかり著。妻の推薦。いかにもな少女漫画で面白い。

『バフェット投資の真髄』★

 ロバート・G・ハグストローム著。具体的に役に立つかどうかは微妙だが、良書。

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