2018 2/1

『ビジュアル 数学全史――人類誕生前から多次元宇宙まで』★

 クリフォード・ピックオーバー著。「ビジュアル」に関してはもちろんおまけ程度だけど、数学ネタ集としては十分いい。

『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』★★

 エリック・バーカー著。原題”BARKING UP THE WRONG TREE The Surprising Science Behind Why Everything You Know About Success Is (Mostly) Wrong”。邦題は変。エビデンス重視を標榜するものの、単なる自己啓発書まとめにしか見えない。内容がおかしいとは思わないが。

『脳の意識機械の意識』★

 渡辺正峰著。学説史や実験の詳細は面白かったけど。「意識を生みうる最小限の神経系」を特定しようというアプローチは、無意味とは言わないが、なんか違う気がする。そんなの瞬間ごとに違うに決まってるじゃん、と思ってしまうのだが。

『セレンゲティ・ルール――生命はいかに調節されるか』★★

 ショーン・B. キャロル著。まあまあ面白い。内容はshorebird先生にお任せ。

『人類はなぜ肉食をやめられないのか: 250万年の愛と妄想のはてに』★★

 マルタ・ザラスカ著。タイトル通り、菜食主義が正しいという確固たる立場だが、面白いことに最低限の理性はちゃんと保っているように見える。自分は、もはや極限のバイアスをかけても「環境にいいですよ」(せやな)ぐらいしか言えることはないのか、と逆説的に読んだ。

『ZERO BUGS シリコンバレープログラマの教え』★

 ケイト・トンプソン著。プログラマとしてはちゃんと役に立つ話もあるが、ちょっと凝り過ぎというか衒学的というか、肌に合わない感覚も。また、内容以外の部分、装丁・デザイン・翻訳もろもろがいまいち。

『モンテ・クリスト伯爵』★★★

 森山絵凪著。アレクサンドル・デュマ原作。は? いわゆる『巌窟王』のこと? マンガで全一巻? なんかのギャグ? ……いや待て普通にちゃんと全部入ってる(少なくともそう思わせる)しちゃんと面白いじゃねえか! なんだこれ!?

『米中戦争前夜――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ』★

 グレアム・アリソン著。とても重要な話題ではあるけど、過去についてはアネクドータルだし、未来については中学生でも言えそうなことしか言ってないし、微妙。自分には(米国視点で)やや悲観的すぎるように思える。

『娘が可愛すぎるんじゃ〜!』★★

 きくまき著。本当に同じぐらいの子供がいて、リアルタイムで苦労している人が読むより、イヤイヤ期ぐらいは終わったぐらいの人が振り返って読むといいかも。

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2016 6/3

『東方鈴奈庵 〜 Forbidden Scrollery.(5)』★★★

 春河もえ著。ZUN原作。ぬえ・文・聖etc. まだまだ面白い。

『おひさま もっちゃん! 漫画家パパの育児日記』★★

 丸本チンタ著。なかなかおもろい。

『親バカと言われますが、自覚はありません。 イクメンパパの奮闘日記』★

 丸本チンタ著。上の実質前編?

『生物はなぜ誕生したのか:生命の起源と進化の最新科学』★★★★★

 ピーター・ウォード著、ジョゼフ・カーシュヴィンク著。邦題だけは良くない。原題”A NEW HISTORY OF LIFE”(新しい生命の歴史)に相応しい内容。大幅な地質学・生物学的アップデート。強くおすすめ。

『週刊少年ジャンプ秘録! ! ファミコン神拳! ! !』★★★

 「ファミコン神拳」伝承委員会著。うわー懐かしい。下の記事も合わせてどうぞ。

『カッコウの托卵: 進化論的だましのテクニック』★★★

 ニック・デイヴィス著。面白い。内容は例によってshorebird先生にお任せ。

『市場の倫理 統治の倫理』★

 ジェイン・ジェイコブズ著。対話形式がちょっと読みにくい。ここでいう「市場の倫理」と「統治の倫理」は、「リベラル」と「保守」に近い(同じではないが)。もっと言えば『社会はなぜ左と右にわかれるのか』の後半3軸を軽視する立場と重視する立場。

『モラルの起源―道徳、良心、利他行動はどのように進化したのか』★

 クリストファー・ボーム著。興味深い点はあれど要注意点もあり。先にshorebird先生の書評を読むことをおすすめ。

『巨大生物解剖図鑑 Inside Nature’s Giants』★

 デイヴィッド・デュガン著。大迫力。

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2016 5/15

コンビ Combi ベビーカー F2 AF フレイムレッド(RD) 【対象月齢:7カ月~36カ月頃】

 最近ベビーカーに乗っているとき、姿勢が倒れ気味で不愉快そうだったのでどうにかならないかと思っていたら、セカンドベビーカーなるものがあるそうだ。

 前の比べると、対面(A型)への切り替え機能はなくなったが、代わりにコンパクトで軽いし、前面のバーが外せるので乗り降りもさせやすくなった。

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2016 4/21

シースター Seaster ベビースマイル 電動鼻水吸引器 メルシーポット S-502 透明シリコンノズル小2個/鼻水吸引マニュアル付き

 上の記事を見てうちでも買ってみた。すごくいい。

 よく考えたら(よく考えなくても)自分で吸う方式のやつは、感染させてくれって言ってるようなもんで、これほど馬鹿げた話もない。

 これで値段が半分ぐらいだったら何の文句もなかったのだが。実質的にただの空気ポンプなわけだし。

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2015 8/19

 妻経由で知って結構いろいろ読んでしまったカラスヤサトシ作品の小特集。

『オレなんかが親になって大丈夫か?』★★★★

 カラスヤサトシ著。育児4コマ。いろいろ思い当たることがあって面白い。

『オレは子をみて育とうと思う』★★★★

 カラスヤサトシ著。上の直接の続編か。

『エレガンスパパ』★★★★★

 カラスヤサトシ著。やはり育児ネタ。総合的に一番面白かった。

『結婚しないと思ってた オタクがDQNな恋をした!』★

 カラスヤサトシ著。結婚前後の話。前半がいまいちだが。

『おのぼり物語』★★

 カラスヤサトシ著。自伝的な何か。

『強風記』★

 カラスヤサトシ著。これだけフィクション+初期短編集。実験作か。成功しているとは言いがたいけど意欲は買う。

『カラスヤサトシ』★

 カラスヤサトシ著。ネタ4コマ。1巻だけ読んだ。エッセイ系が目的だったのであまりそそらなかったが、やはり独特のセンス。

『うちの妻ってどうでしょう?』★

 福満しげゆき著。これだけカラスヤサトシじゃないけど、連想で読んだので。同じような題材でも作者次第でこんなに違うんだなあ、人間って面白いなあ、というのが2巻までの感想。

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2015 7/26

 「テレビは幼児の発育に悪影響がある」という主張に対する反論をしたいのだが、真面目にやるとすごい長さになってしまうので、ポイントを絞って3点だけ。

そもそも検討に値する主張ではない

  • 発育が良いとは何であるか?
  • 子供がどう育つのが望ましいのか?

 ということがまったく曖昧なため、そもそもこの主張は反証不能である。「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな」としか言いようがないのである。

 しかし、すでに影響を受けてしまっている人はそれでは納得しないだろうし、今回は一般家庭での実践の問題であって、厳密な話ではないので「発育が良い」とはどういうことかは、常識の範囲でどう捉えても問題ないとしておこう。

良い刺激はビタミンと同じ

 悪影響がありうるとすれば、その原因はテレビ視聴の【存在】ではなく、人――あるいは一般に視聴覚以外の刺激をもたらしたり相互作用ができるもの――との接触の【欠如】である。

 テレビの【存在】が積極的な害をもたらすと本当に信じるならば、大人もテレビを見るべきではないことになるが、そのような主張はあまりないようだ。

 人との接触がすでにある程度確保されているなら、従来テレビを見ていた時間にテレビを消したからといって、より退屈になるだけである。知能に悪影響はあっても良い影響があるとは考えられない。

 テレビを消した分の時間が全て(他人との遊びのような)より情報密度の高い活動にあてられるなら、もしかするともしかするだろうが、少なくとも一般家庭では、そんな条件はありえないだろう。

バイアスは大きく「悪い」側にかかっている

 もうひとつ重大な要素がある。

 テレビの世帯普及率を調べてみよう。1955年以前はほぼゼロだ。

 そして、現在偉い学者というのは大抵50代〜60代の老人である。主に働いているのがもう少し下の世代であったとしても、彼らの仕事を評価するのは結局その上の世代だ。

 つまり現在の偉い学者は幼児の時テレビを見ていない。

 偉い学者にとって、テレビが幼児教育に悪いということは自分は後の世代より賢いということに等しく、テレビが幼児教育に良いと認めることは、自分は後の世代よりバカだと認めることに等しい。

 そして「自分が育ってきた環境が知的教育に悪いと認める教育学者」など、「自分の属する人種は知能が劣っていると主張する人種差別主義者」と同じぐらい稀だと考えられる。

 たとえ本当の正解がどうだったとしても、今現在の偉い学者からのテレビの評価には、悪い方に極限までバイアスがかかっている*1ことを割り引かなければならない。

*1:ただし今後このバイアスは急速に消えていくことが予想される。

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2014 8/6

いちばんためになる はじめての育児 (はじめてBOOKS Baby&Child)

 ものの本には、2ヶ月ぐらいの赤ちゃんは変化が少ない、とかいうようなことが書いてある。

 しかし、毎日見ていると、手をしゃぶるようになってきたり、泣き声以外の声を出すようになってきたり、笑顔の頻度が増えてきたり、いろいろと変化がある。

 ニコ動のMMD関連のタグに魂実装済みってのがあるが、それに引っ掛けて言うなら、魂実装中って感じがする。

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2014 8/4

コンビ ホワイトレーベル ディアクラッセ オート4キャス エッグショック FE-500 フラムレッド

 ベビーカーは、一度小さめのものをレンタルしてみたり、赤ちゃん本舗に行って乗り比べてみたり、いろいろ検討した末、これにした。

  • 車輪が大きい。
  • 赤ちゃんの位置が高い。
  • ハンドルの高さを微調整できる。
  • ハンドル位置の変更によってA型・B型を切り替えると、前輪・後輪のどちらが固定されるかも勝手に変わる。

 などいろいろ便利。

 色はもうちょっと大人しいものの方がいいかと思ったが、目立つ色の方が事故に遭いにくいだろうということで、赤にした。

 これも名前が言いにくいので、即座に通称で呼ばれるようになった。通称は、色の印象から当然「フェラーリ」。

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