公私ともに忙しすぎて映画見る時間ないのでしばらくTSUTAYA Discasの定額レンタルを休止することにした。
『戦争のはらわた』 9/10
第二次世界大戦の東部戦線、ナチス・ドイツが密かに開発したものの恐ろしすぎて封印していたゾンビ化ガスが混乱によって使用されてしまい……みたいな邦題になんでなってんだよ!!
ドイツ語じゃないのが気になるのと、主人公が政治的に正しすぎてちょっと鼻につくが、まあ傑作。あと、字幕がひどいので英語が得意でない人はゴニョゴニョ。
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2』 6/10
まあふつう。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』 8/10
半分程度実話らしい。面白い。
『妖獣都市』 3/10
菊地秀行。有名なので。ちょっと古いか。ちなみに18禁ではない。(本当)
『ブルーバレンタイン』 7/10
ちょうどバレンタインの時期に見てしまい見事にブルーな気分に。映画としてはなかなか。
『ウィッカーマン』 2/10
リメイク前の方が見たかったのだが……。ニコラス・ケイジ大好きだけど駄作と言わざるを得ない。
おまけ
ちなみに東方はエロゲ。(嘘)
by 木戸孝紀
tags:アニメ レビュー 映画
最近まで、週に何度か『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の深夜再放送をやっていたので、録画して目覚まし代わりに見ていた。
すごい傑作なのは改めて言うまでもないが、今回気づいたのはキャラの性格の幅が意外なほど狭いということだ。
特に女性キャラは9割9分まで「肝っ玉母さん」の一類型に収まる。
トリシャ・イズミ・ピナコ・ブラッドレイ夫人・グレイシアあたりは、そのまんま肝っ玉母さん。ウィンリィ・オリヴィエ・リザ・マリア・ランファンも結婚したら間違いなく肝っ玉母さんだし、メイ・チャンも成長したらそうだろう。ラストですら、人間でないということを割り引けば、その範囲に収まりそうだ。
どうやっても収まりそうにないのはシェスカぐらいだが、この作品には珍しい作者にすら途中で忘れられた感じのキャラなので、むしろ法則を証明する例外のようにも思われる。
男性キャラも9割方「仕事人間」の一類型でくくることができる。
軍人たちはもちろん、公認仕事人間のブラッドレイを筆頭として、マスタング、その部下たち、ヒューズ、敵味方問わず仕事人間。
主人公兄弟やホーエンハイムは罪滅しという使命のために、敵方のお父様は完全な存在になるという使命のために欲望を切り離してまで、それぞれ倦まず弛まず働く仕事人間である。
仕事とは普通言わないけれども、スカーは復讐という使命に忠実。快楽殺人者のナンバー66(バリー)や破壊魔キンブリーも、それぞれの欲望には忠実だし、誰かに仕事を振られたときは真面目に取り組んでいる。
その名も『怠惰』のスロウスですら「めんどくせー」と口で言うだけで実際はひたすら働いている。「仕事人間」に当てはめられない男性キャラは、ほとんど存在しないように思われる。ややその毛色が薄いのは、アームストロング少佐・エンヴィー・旧グリードぐらいだろうか。
なんでそうなのかというと、おそらく作者荒川弘本人がそういう人間だからだろう。
妊娠中・出産後ともに一度も休載していない。また、自身の子供について「15歳になったら自分の漫画を読ませて絶対面白いと言わせてやる…」「そうした将来の読者が出来たので戦いがいがある」と対談にて語っている。
というエピソードなど、まさに「肝っ玉母さん」かつ「仕事人間」以外の何者でもないではないか。お父様のホムンクルス作成よろしく、自分の人格の一部を分割してキャラを作っていくタイプの作家なのかもしれない。
おまけ
by 木戸孝紀
tags:アニメ コミック 鋼の錬金術師 漫画
妖怪「借りぐらし」と人間の存亡を書けた最終戦争を描くジブリの新作。
……とか、ギャグを考えようにも冴えないものしか出ない、特に何というところもない凡作でございました。
少年の設定も思わせぶりな会話も何の伏線にもなってないし、『未来少年コナン』のジムシーみたいなキャラも唐突すぎて意味不明だし、憎まれ役も身分の低さ=低能=悪という図式が単純すぎて不愉快だ。
予告編で見所は全部出ていた気がする。特にジブリ好きでなく、他の映画のついでに予告編を見たことがあれば、それだけで十分かも。
おまけ
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by 木戸孝紀
tags:アニメ ジブリ 映画 宮崎駿
3Dの吹替版で鑑賞。素晴らしかった。シリーズ(おそらく)最終作にして最高傑作なのは間違いない。ピクサー作品としても歴代最高クラスなのは間違いない。
これまでピクサー作品で何かひとつ、と言われたら『Mr.インクレディブル』だったが、それに匹敵するか若干上回るインパクトを受けた。こちらはシリーズものとしての蓄積があってのものだから一概には比べられないが。
大人向けにもオススメと言われているが、まったくその通りだと思う。3,4歳児でも大人でも、それぞれなりに楽しめる、実に深くて面白い脚本だった。
始まったばかりで、まだ当分はやっているだろうと思われるので、今度は字幕版でもう一度見てみたい。
参考リンク
おまけ
そういえば参院選の投票日なので。
by 木戸孝紀
tags:CG アニメ ピクサー 映画
実はワンピースの映画版を見るのはこれが初めてである。なぜか見に行ってしまった。
おまけの0巻は普通にWJに載っていたのを読んだので、別に欲しかったわけではないのだが。
尾田栄一郎の名前を前面に押し出したりした広告戦略にうまくのせられているとしか言いようがない。もちろん本編のかつてない勢いがあってのことには違いないが、きっと有能な広告代理店だったのだろう。
これまでの作品と比較できないので評価は難しいが、普通にちゃんとワンピースだった。これまでのアニメ・映画が好きだった人ならもちろん、原作しか読んだことのない人でも十分いけると思う。
おまけ
なぜかロビンが眼鏡になっていた。
by 木戸孝紀
tags:WJ アニメ ワンピース 映画 日記
あの『グラン・トリノ』をピクサーがCGアニメ化したと聞いて、なんだそりゃと思いながらも、見に行きました。
妻に先立たれ、家と庭のメンテしかすることもなく、老人ホームに送られようとしている老人が、父親のロールモデルを持てずに冴えない東アジア系の少年にぶち切れ、
「GRRRRRR、もう、我慢できん! よく聞け、アジアのへなちょこガキ! 貴様が本当にボーイスカウトのバッジを欲しいなら、 アメリカの男になれ! わしがその方法を教えてやる!」
といって、秘めた信仰と肉体のみを武器に戦うという筋のみが同じで、後はまったく別物といってもいいぐらいになっています。
子や孫に疎まれるあたりの設定は子供の視聴者には共感しづらいと思われたのか、最初から子供はいない夫婦だったという設定になってました。サイレントでふたりの人生を高速追体験させるパートは、とても良い出来でした。
当然ながら、か弱き乙女を強姦する東アジア系ギャング団はそのまま出せないので、人の住まない処女地である南米大陸から、美しいメス鳥を強奪して文明世界に持ち帰ろうとする、18・19世紀的マッチョ意識丸出しの探検家と手下の犬どもに置き換えられました。
そして老人の自己犠牲によってその遺志は若い男に成長した少年に受け継がれます。遺志といってもこっちではもちろん主人公は死にませんが。
アクション部分はいつものピクサーらしく熱いです。原題からして『UP』であり、邦題の与える印象よりは、文字通りアップテンポなものであることを念頭に置いておくといいかもしれません。全体としてはすごくおすすめです。
参考リンク
おまけ
タイトルぐらいしかつながりはない。
by 木戸孝紀
tags:CG PIXAR アニメ ピクサー 映画
という質問を受けたことがある。どんなシチュエーションで聞かれたかはよく憶えていない。(たしか『トライガン』の絶頂期だったので、おそらくニコラス・D・ウルフウッドを念頭に置いた質問と思われる。)
しかし、どう答えたかははっきり憶えている。私は「そりゃ本物の神父が出てきたらキモいからに決まってんだろ」と答えた。
その後、日本のマンガ・アニメにもわずかながら本物の神父は登場するようになった。代表的なのはベルセルクのモズグス様だ。
『HELLSING』のアンデルセン神父も、モズグスに比べると微妙ではあるが、やはり単なるコスプレとは一線を画している。
彼らは、もちろん漫画的誇張を施されてはいるが、ある意味確かに「本物」の神父であり、それ故に日本ではモンスターあるいはフリークスとならざるをえないのである。
おまけ
やはり日本ではウケが今ひとつ。
by 木戸孝紀
tags:アニメ コミック ベルセルク 宗教 日本
良くも悪くもジャパニメーション版マトリックス。
良く言えばマトリックスから10年経ってようやく最新CGとアニメの融合を十二分に生かした作品ができたということだし、悪く言えば世界最先端から十年遅れているということ。ううむ、どう考えればよいのか。
素直に見れば単純にすごく完成度が高くて面白い。多少アニメ慣れして「お約束」みたいなものが分かっていることが前提とは思うが。
あとヒロインの印象が薄い。というか、どう見ても本作のヒロインは格ゲー少年の方です。本当にありがとうございました。ショタコン業界は大変なことになっているに違いない。途中であるキャラがエヴァの加持リョウジに似ていると思ったらキャラデザ貞本義行だった。要するにカヲル君のデザインと同じ人だ。ああ、ある意味納得。
おまけ
どうやったらこれがショタコンの語源になれるのかは全然納得できん。
by 木戸孝紀
tags:CG SF アニメ マトリックス 映画