2010 7/19

借りぐらしのアリエッティ

 妖怪「借りぐらし」と人間の存亡を書けた最終戦争を描くジブリの新作。

 ……とか、ギャグを考えようにも冴えないものしか出ない、特に何というところもない凡作でございました。

 少年の設定も思わせぶりな会話も何の伏線にもなってないし、『未来少年コナン』のジムシーみたいなキャラも唐突すぎて意味不明だし、憎まれ役も身分の低さ=低能=悪という図式が単純すぎて不愉快だ。

 予告編で見所は全部出ていた気がする。特にジブリ好きでなく、他の映画のついでに予告編を見たことがあれば、それだけで十分かも。

おまけ

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2010 7/11

トイ・ストーリー3

 3Dの吹替版で鑑賞。素晴らしかった。シリーズ(おそらく)最終作にして最高傑作なのは間違いない。ピクサー作品としても歴代最高クラスなのは間違いない。

 これまでピクサー作品で何かひとつ、と言われたら『Mr.インクレディブル』だったが、それに匹敵するか若干上回るインパクトを受けた。こちらはシリーズものとしての蓄積があってのものだから一概には比べられないが。

 大人向けにもオススメと言われているが、まったくその通りだと思う。3,4歳児でも大人でも、それぞれなりに楽しめる、実に深くて面白い脚本だった。

 始まったばかりで、まだ当分はやっているだろうと思われるので、今度は字幕版でもう一度見てみたい。

参考リンク

おまけ

 そういえば参院選の投票日なので。

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2009 12/14

ワンピースストロングワールド

 実はワンピースの映画版を見るのはこれが初めてである。なぜか見に行ってしまった。

 おまけの0巻は普通にWJに載っていたのを読んだので、別に欲しかったわけではないのだが。

 尾田栄一郎の名前を前面に押し出したりした広告戦略にうまくのせられているとしか言いようがない。もちろん本編のかつてない勢いがあってのことには違いないが、きっと有能な広告代理店だったのだろう。

 これまでの作品と比較できないので評価は難しいが、普通にちゃんとワンピースだった。これまでのアニメ・映画が好きだった人ならもちろん、原作しか読んだことのない人でも十分いけると思う。

おまけ

 なぜかロビンが眼鏡になっていた。

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2009 12/14

カールじいさんの空飛ぶ家

 あの『グラン・トリノ』をピクサーがCGアニメ化したと聞いて、なんだそりゃと思いながらも、見に行きました。

 妻に先立たれ、家と庭のメンテしかすることもなく、老人ホームに送られようとしている老人が、父親のロールモデルを持てずに冴えない東アジア系の少年にぶち切れ、

「GRRRRRR、もう、我慢できん! よく聞け、アジアのへなちょこガキ! 貴様が本当にボーイスカウトのバッジを欲しいなら、 アメリカの男になれ! わしがその方法を教えてやる!」

 といって、秘めた信仰と肉体のみを武器に戦うという筋のみが同じで、後はまったく別物といってもいいぐらいになっています。

 子や孫に疎まれるあたりの設定は子供の視聴者には共感しづらいと思われたのか、最初から子供はいない夫婦だったという設定になってました。サイレントでふたりの人生を高速追体験させるパートは、とても良い出来でした。

 当然ながら、か弱き乙女を強姦する東アジア系ギャング団はそのまま出せないので、人の住まない処女地である南米大陸から、美しいメス鳥を強奪して文明世界に持ち帰ろうとする、18・19世紀的マッチョ意識丸出しの探検家と手下の犬どもに置き換えられました。

 そして老人の自己犠牲によってその遺志は若い男に成長した少年に受け継がれます。遺志といってもこっちではもちろん主人公は死にませんが。

 アクション部分はいつものピクサーらしく熱いです。原題からして『UP』であり、邦題の与える印象よりは、文字通りアップテンポなものであることを念頭に置いておくといいかもしれません。全体としてはすごくおすすめです。

参考リンク

おまけ

 タイトルぐらいしかつながりはない。

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2009 9/17

トライガンマキシマム (2) (YKコミックス (888))

 という質問を受けたことがある。どんなシチュエーションで聞かれたかはよく憶えていない。(たしか『トライガン』の絶頂期だったので、おそらくニコラス・D・ウルフウッドを念頭に置いた質問と思われる。)

 しかし、どう答えたかははっきり憶えている。私は「そりゃ本物の神父が出てきたらキモいからに決まってんだろ」と答えた。

 その後、日本のマンガ・アニメにもわずかながら本物の神父は登場するようになった。代表的なのはベルセルクのモズグス様だ。

 『HELLSING』のアンデルセン神父も、モズグスに比べると微妙ではあるが、やはり単なるコスプレとは一線を画している。

 彼らは、もちろん漫画的誇張を施されてはいるが、ある意味確かに「本物」の神父であり、それ故に日本ではモンスターあるいはフリークスとならざるをえないのである。

おまけ

 やはり日本ではウケが今ひとつ。

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2009 8/23

サマーウォーズ

 良くも悪くもジャパニメーション版マトリックス

 良く言えばマトリックスから10年経ってようやく最新CGとアニメの融合を十二分に生かした作品ができたということだし、悪く言えば世界最先端から十年遅れているということ。ううむ、どう考えればよいのか。

 素直に見れば単純にすごく完成度が高くて面白い。多少アニメ慣れして「お約束」みたいなものが分かっていることが前提とは思うが。

 あとヒロインの印象が薄い。というか、どう見ても本作のヒロインは格ゲー少年の方です。本当にありがとうございました。ショタコン業界は大変なことになっているに違いない。途中であるキャラがエヴァの加持リョウジに似ていると思ったらキャラデザ貞本義行だった。要するにカヲル君のデザインと同じ人だ。ああ、ある意味納得。

おまけ

 どうやったらこれがショタコンの語源になれるのかは全然納得できん。

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2009 6/28

(本文とは無関係)

 どこが変わったとか細かく分かるほどの知識はない私でも、前回以上に変わりまくりということはよくわかった。

 なんかもう「固有名詞と細部の展開は変われども、やっていることはいつも完璧に同じ」という意味で、ポケモンと同じく偉大なるマンネリの世界に突入している気がする。このまま十数年に一度適当に設定シャッフルして作り直すだけで、いつまででも続けられるのではないだろうか。

 使徒のデザインだけは相変わらずセンスいいと感じる。特にあさりよしとおデザインの、たしかゼルエルって名前のやつ。

 もちろんTVシリーズを一度も見たことがないという人には展開早すぎてイミフなので、おすすめしない。

おまけ

 つながりは微ネタバレなので秘密。

おまけ2

 死ぬほどぴったりな動画を見つけてしまったので追加。

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2009 2/2

神の左手悪魔の右手 (1) (小学館文庫)

 人格とは大人になるまでに負ったトラウマの集合のことである

 みたいな感じの格言かなんかありませんでしたっけ? 知っている方は教えて下さい。

 『生と死の自然史』で、個人的に一番感慨深いのは、やはり光合成生物の誕生による酸素大絶滅がたぶん実在しなかったというところだ。

 というのは、昔のNHKスペシャル『地球大紀行』の第3集『残されていた原始の海』で、酸素で死滅していく生物を描いたCG*1が妙におどろおどろしくて軽いトラウマになったのを今でも憶えているから。

 私は地下に追いやられた嫌気性生物の子孫が地球を「正常な」酸素のない姿に戻そうとするというSF的なストーリーを考えた。明らかにプロットが『のび太と竜の騎士』の丸パクリである。

 まあ、そういうわけで、ものはついでと唐突にトラウマ暴露大会開始。

  • 『合成脳のはんらん』

 ゴセシケで有名なアレ。昔書いたので詳しいことは省略。

 全身が溶けちゃう奇病とか、年寄りが若者から若さを吸い上げてる星もさることながら、人間を野菜畑の肥料にしようと追ってくるロボットが凶悪だった。これ手塚治虫関わってたのね。

 ググって出てきた一番詳しい説明がなぜかふたばの百合板だった。まあ主人公が青薔薇に寄生された娘に追っかけられて迫られるところが百合っぽい*2と言え……るかなあ?

 とにかくバイオテクノロジーで青薔薇も普通に実現できる時代なので今となってはサッパリだが、当時はめっちゃ怖かった覚えがある。調べたら名香智子作品で、1988年『小学三年生』4月号掲載とか。小学校低学年の学年誌にこんなの載せんなよ!(笑)

  • 他定番もの

 日野日出志の『毒虫小僧』とか楳図かずおの『おろち』とか『神の左手悪魔の右手』とか。有名なので詳細は省略。

 ……ところで、今思いついたのだが大人になるに従ってホラーの恐怖を感じなくなるのは単なる慣れの問題なのだろうか? 直感だが、違うような気がする。

*1:アニメだったかも。
*2:薔薇なのか百合なのかはっきりせい。

関連作品

おまけ

 トラウマ注意!

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