これはとても面白かった。超おすすめ。
しかし、邦題があまりにひどい。これではどう考えてもトンデモ本にしか見えない。finalvent氏のところで見かけてなかったら絶対手に取ってないぞ。
訳者あとがきに
本書はバート・D・アーマン著『イエスの誤引用――聖書を改変した人々とその理由の背後にある物語』(Misquoting Jesus: The Story Behind Who Changed the Bible and Why, HarperSanFrancisco, 2005)の全訳です。邦題は『捏造された聖書』と、ややスキャンダラスで陰謀論的な香りのするものになりましたが、一読された方にはお判りの通り、内容は実に健全かつ学術的で、スタンダードな現代聖書学の成果を解りやすく伝えるものになっています。昨今話題の『ダ・ヴィンチ・コード』などとは一線を画する正統派の著作でありながら、ある意味ではキリスト教二千年の知られざる暗部を冷徹に暴露する興味深い内容、しかも記述は明快で具体的、かつユーモアに溢れているという、まさに至れり尽くせりの良書と言えるでしょう。
とあり、訳者も認識しているようだから、出版社の意向だったりするのだろうか?
参考リンク
おまけ
コピペも二千年生き延びれば学術の対象になるか。
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