政治や文化の歴史は、振り子のように左右に振れるというが、この人口に膾炙したイメージは、いささか単純すぎると思う。
歴史は一度きりの現象で、決して繰り返したりはしない。もちろん、
歴史は同じようには繰り返さないが、韻を踏む。
The past does not repeat itself, but it rhymes.
という言葉がすでにあるが、振り子という極めて視覚的にわかりやすいイメージを、これで上書きするのは困難な気がする。
そのために役に立つイメージを考えるなら、とても傾斜の緩い螺旋階段だろうか。この螺旋階段を上る点を、少し離れたところから見ると、左右に揺れているだけのように見える、ということ。
おまけ
螺旋→らせん→貞子
コメント
>【 同じ繰り返しの運動“に見える”けど、同じ座標は二度通らない 】
いや、もちろんそれであってますよー。
それ以上にすごく深い意味があるわけでもないです。
ああ、すみません。
解りませんと言ったのはイメージモデルの方ではないんです
(そっちも理解できてるかどうか自信ありませんが)
振り子が視覚的に解りやすいが故に、皆は高さを無視したのではなくて
高さが解りにくい/解らなくてもいいや、故に、皆は振り子の単純なイメージで
十分としていったんじゃないかなと。
イメージの話については、言わんとする事はともかく
正直“絵”としては想像し辛いです、はい
……【 同じ繰り返しの運動“に見える”けど、同じ座標は二度通らない 】
って事かな、とはなんとなく思うんですが、そもそもこの時点で間違ってたらドウシヨウ。
高さは単に時間とそれに比例して進むもののつもり。
ちょっと違う言い方をすると、
傾斜の緩い(平べったい)螺旋階段を上ってる点の
横からの射影を取ったら振り子みたいに左右に
行ったり来たりに見えるじゃない?
ということ。
……あんま変らんな。
動画でも作れればいいのだがスキルがない。
階段であるとして、高さが何を意味してるのか解らないと
振り子のようなイメージの方がしっくり来るんじゃないでしょうか
ていうか私もいまいち解りません。