“自爆テロは路上犯罪より投票行動に似ている。”
原題は“What Makes a Terrorist”(『何がテロリストを生み出すのか』)だが、著者自ら「“What Doesn’t Makes a Terrorist”(『何がテロリストを生み出さないのか』)にすべきだったのではないか」と書評されたことを興味深いと言っており、私もそちらの方が適切のように感じる。
- テロリストは十分教育を受けており、裕福な家庭の出である傾向がある。
- 社会で最高の教育を受けている人や高所得の職業に就いている人の方が、社会的に最も恵まれない人たちよりも過激な意見を持ち、かつテロリズムを支持する傾向がある。
- 国際テロリストは貧しい国よりも中所得国の出身である傾向が強い。
- 市民的自由と政治的権利が抑圧されているとテロに走りやすい。
データばかりで読んでいて面白い本ではないので、あまり他人に読めとは勧められないが、この考え方は正しいと思われる。
参考リンク
- テロの経済学:自由あってこその自爆テロですか? [ EP: 科学に佇む心と身体 ]
- アラン・B・クルーガー著「テロの経済学」・・・テロリストは貧しく教育なしはウソ – 熟年の文化徒然雑記帳
- テロの経済学 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
おまけ
常時内戦状態。GTA3はやったことないけど楽しい。
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