木戸孝紀

未分類

おすすめ本書評まとめ2018年1月版

『女と男のだましあい―ヒトの性行動の進化』★★★★★  デヴィッド・M・バス著。とても良い。結構前に出てた本なのに知らなかったのは不覚。内容は例によってshorebird先生のところ参照。 書評 「The Evolution of Desire: Revised and Updated Edition」 - shorebird 進化心理学中心の書評など 『アマゾノミクス データ・サイエンティストは...
ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ45 カニバリズムには2種類の側面がある

【第44回】 【目次】 【第46回】  捕鯨あるいは鯨肉食を、人肉食・カニバリズムになぞらえて非難することが、しばしば行われる。  このシリーズを書き始めてからの時期で、ある程度大きな話題になったものだけに限っても、少なくとも2回はあった。興味があって話題を追って来ている人なら憶えているはずだ。  批判目的ではあっても直接リンクする機会を増やすべきものではないと思うし、内容そのものが興味深いわけで...
日常の一コマ

日立(HITACHI)『ヘルシーシェフ スチームオーブンレンジ ホワイト MRO-SS7 W』

電子レンジも壊れた。ラックに収まる高さのがちょうどこれぐらいしかないという理由で、ほぼ同型機に買い替え。
日常の一コマ

コイズミ『オーブントースター ゴールド』KOIZUMI KOS-1232-N

トースターも壊れた。使い勝手は良かったのでほぼ同型機に交換。
日常の一コマ

T-fal (ティファール)『電気ケトル 1.2L ジャスティン プラス シンプルモデル サーブル KO340177』

今年はなんか立て続けに家電が壊れるなあ。買い替え。  ガスでも湧かせるから困りはしないものの、もうガスへ戻る気はしない便利さ。
ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ44 アーサー・C・クラーク『海底牧場』 1/5

【第43回】 【目次】 【第45回】  今回取り上げるのは、前回のハインラインに続いて海外SF御三家*1、正真正銘のSF作家、アーサー・C・クラークの『海底牧場』(1957)である。  前回の『異星の客』よりも4年前だが、まあ細かいことは気にするな。今は、最低でも10年単位で考えるような時代精神の話をしているのだから、それぐらいは誤差だ。  短めで適度なスペクタクルがあり、ある意味王道ビルドゥング...
おすすめ書評まとめ

おすすめ本書評まとめ2017年11月版

『自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解く』★  松本敏治著。方言は、ほとんどが人間から(苦手な)人間関係や心情を伴う形でもたらされるため、主にテレビから言葉を覚えることになるからではないか、という説。なかなか面白い。 『東方鈴奈庵 〜 Forbidden Scrollery.(7)』★★  春河もえ著、ZUN原作。完結。当然ネタ切れ感は否めないものの、最後まで一定のクオ...
ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ43 ロバート・A・ハインライン『異星の客』 2/2

【第42回】 【目次】 【第44回】  しかし、同じものを仮託されていても、『失われた地平線』に比べて、マイクがコンウェイやシャングリラのラマ僧と比べて、大きく変わった部分もある。  すでに公民権運動の時代でもあり、マイクが「白人」である*1ということをいったん置けば*2あからさまな白人優越の意識は、もはや見られない*3。  キリスト教より異教が優れているのではないかという意識は、その場だけの単な...