2007-08

アニメコミック

アフタヌーン10月号で『ブラム学園!』復活

映像化プロジェクトの宣伝のためなのか、3年ぶりにブラム学園!*1が載っているという情報をキャッチして、数年ぶりにアフタヌーン買った。  絵と内容のギャップがたまらん。  たぶん前回同様単行本化されないだろうから永久保存推奨。 *1:知らない人のために補っておくと弐瓶勉のSFコミック『BLAME!』のセルフパロディである。 おまけ  あっちゃっちゃやりびだばりんだばりつたんてんだばてんらんどーあばり...
科学技術哲学

リチャード・ドーキンス『祖先の物語~ドーキンスの生命史~』

こ・れ・は、素晴らしい! 殿堂入りクラス。  内容については訳者あとがきの記述が十全なのでその引用に留めるが、グールドを精神上の師の一人に数える私には特別な感慨がある。  とにかくこれは超オススメ。  本書は、進化生態学の巨匠ジョン・メイナード・スミスに献じられているが、ある意味で、「宿敵」スティーヴン・ジェイ・グールドに捧げられた本とも言える。『社会生物学論争史』の中でセーゲルストローレは、ドー...
科学技術哲学

ショーン・B・キャロル『シマウマの縞 蝶の模様 エボデボ革命が解き明かす生物デザインの起源』

突然だが、この世で最も驚異的な自然現象はなんだろう? 虹? オーロラ? 台風? 噴火? 津波? 超新星爆発?  大きい方はそんなところかもしれないが、小さい方に目を向けると胚発生が有力な候補に入ってくると思う。驚異と感じないとすれば、それは毎日その結果を見すぎて慣れてしまっているからだろう。  最近になって急速に進歩した発生生物学についての本。面白かった。以下は前書きからの抜粋。  ノーベル物理学...
文化芸術宗教

新訳「カラマーゾフの兄弟」異例のベストセラー

Yahoo!ニュース - 産経新聞 - 新訳「カラマーゾフの兄弟」異例のベストセラー 混沌の時代、生きるヒント  かなり昔読んだことは憶えているのだが、はっきり言ってそこまで面白かったという記憶はない。  というか、大審問官の部分以外そんなに憶えていない。面白さがわかるには若すぎたんだということにしておこう。もう一度読んでみてもいいのかな。  で、大審問官がどんな話かというのはググってもらうとして...
WEB情報通信

FC2ブログリニューアル?

「FC2ブログ」リニューアル 3万行のコード半減、表示高速化 - ITmedia News  そういえば確かに少し早くなっているように感じる。  使用頻度が低いサーバにWordPressをインストールしてそちらに移行しようかと思っていたところなのだが、また迷ってしまうではないか。  現在FC2はかなり居心地がよく、機能として唯一足りないと思っていた予約投稿もすでにできるようになったので決定的な不満...
政治経済社会

ニコラス・サリバン『グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグローバル経済の大転換』

図書館でタイトルに目が留まったので読んでみたが、なかなか面白かった。  グラミン銀行については結構前から知っていたのだが、バングラデシュでこんなことが起きているとは知らなかった。  メモを書いておこうかと思ったが、すでに良いまとめが見つかったのでリンクさせてもらおう。 机の上が汚いSEが書く日記 - 書評:『グラミンフォンという奇跡「つながり」から始まるグローバル経済の大転換』ニコラス・P・サリバ...
ゲーム森羅万象

『うみねこのなく頃に』初プレイメモ

プレイ前  一応ひぐらしの竜騎士さんの次シリーズだからやっておかねばなるまい。  プレイ前に今まで読んでなかった本家HPのキャラ紹介を見ておく。なんだこのいい具合にイカれた命名の数々、絶対に覚えられんからキャラ表でも作りながらやるか。  右代宮(うしろみや)がなぜか「うだいかん」に読めて困る。さらに右代宮家の家紋=片翼の鷲が、FSSのナイトマスターの紋章に見えて、いつ剣を抜いて斬り合いを始めるのか...
科学技術哲学

充分に発達した科学技術が魔法と見分けが付かなくなることはもうない

星新一の『おみやげ』を枕にして言いたかったのは、歴史の変曲点の話の続きである。  一つ空想してみよう。この灰になってしまった「おみやげ」について私たちは何が言えるだろうか?  私は「簡単に宇宙を飛び回れるロケットの設計図」に何が書いてあったかは全く想像もつかない。そんなものが存在しえたかどうかも疑わしいと思われる。*1  ただし、想像もつかないとは言っても、少なくとも光速を越えることはできなかった...