科学技術哲学 グレッグ・イーガン『万物理論』 『順列都市』『ディアスポラ』に続きグレッグ・イーガン3冊目。 ところどころ急ぎすぎたり間延びしすぎたり、あるところでは無駄に細かすぎたり逆にあっさりしすぎてたりする印象。個人的お気に入り度は 『ディアスポラ』>>『順列都市』>『万物理論』 かな。でも書かれた順に良くなっているみたいだからそれでいいのか。 本筋の万物理論の他にも様々なSF要素が出てきて、ウィルスの人工合成の話も出てきたけど、今... 2007.1.18 科学技術哲学
科学技術哲学 古くて新しい最先端SF グレッグ・イーガン『ディアスポラ』 『順列都市』に続いてグレッグ・イーガン作品を読んでみた。個人的には順列都市以上に面白かった。これが現代の『スターメイカー』なんだろうなあ。 スターメイカーでは無名のイギリス人が主人公だったけど、こっちでの主人公がもはや現在の意味での人間ですらなく、最初からコンピュータ内のバーチャル都市でプログラムによって作られた「市民」。 そのわりには地球の危機が起きたりいろんな星を渡り歩いたり他の文明と接触... 2007.1.16 科学技術哲学
科学技術哲学 グレッグ・イーガン『順列都市』 『スターメイカー』の感想を書いたときに「今現在残されている神秘と最先端のSFは何だろう?」という問いかけをした。 あの時は単なる締めの言葉として深く考えずに適当に書いたのだが、自分で気になってきてしまったので調べたところ最先端のSFの候補の1つであるらしい。読んでみたら確かに面白い。一級品。 セルオートマトンに関する知識があった方がより楽しめそうなので、『ライフゲイムの宇宙』を先に読んでおくと... 2006.12.25 科学技術哲学