政治経済社会 アドルフ・ヒトラーは二重らせんを知らずに死んだ 『我が闘争』を初めて読んだのは中学3年か高校生1年ぐらいの時だっただろうか。 読む前は何となく期待していた。なんと言ってもヒトラーといえば公認世界一わるいひと*1じゃあないか。まっとうな中学生男子を慰めてくれるぐらいのとんでもないことが書かれているはずではないか? しかし、期待は裏切られた。あまりにも面白くないのである。*2面白くなかったのでほぼすべての内容を忘れてしまっているのだが、ただ一箇... 2007.11.18 政治経済社会
科学技術哲学 コンラート・ローレンツとナチス・ドイツ このエントリでローレンツの生きていた時代を適当に「この時代」と書いたが、「この時代」とは思いっきり大雑把に言えばナチスの時代でもある。 我々が今日持っている人類文化、芸術、科学および技術の成果はほとんど専らアーリア人種が創造したものである。アーリア人種は人類のプロメテウスであって、その輝く額からいかなる時代にも常に天才の精神的な火花が飛び出し、神秘の夜を明るくし、人類をこの地上の生物の支配者とす... 2007.8.11 科学技術哲学
科学技術哲学 子猫殺しは穢らわしいとストレートに言わないが故の混乱 ある女性作家の子猫殺しエッセイ*1が論議を呼んでいるという件。 普通ならスルー確定の話題だったのだが、たまに読んでいたココヴォコ図書館がそのあおりをくって消えてしまったっぽいので何か書き残しておきたくなった。 当のエントリはあまりこなれていなかったように見えた*2が、動物愛護とナチス思想の関連性に独自にたどり着いていたのだとしたらかなりの慧眼といえる。閉鎖してしまったのはもったいない限りだ。 ... 2006.8.27 科学技術哲学