映画・ザ・ムービー 『パンズ・ラビリンス』 オススメ度 9/10 町山智浩のポッドキャストで知って観たいと思っていたもの。結論から言うとすごく良かった。 蛙のあたりまでは正直なんだこれと思ってたが、どんどん良くなっていく。ダーク・ファンタジーという呼び方がこれほど相応しい映画もない。 ファンタジーパートでは、どう見てもあの日本妖怪(?)なクリーチャーが、浮いてるけど異彩を放ってていい感じ。現実パートでは大尉の危険さの描写がたまらん、イングロリアス・バスターズ... 2010.12.26 映画・ザ・ムービー
文化芸術宗教 デイヴィッド・エディングス『ベルガリアード物語』 確か誰かが褒めてたので、旅行中に読んでいた本。言わばアメリカのファンタジー系ラノベ。いま調べたら、出たのはちょうどロードス島戦記よりわずかに前の時代らしい。 面白いかつまらないかと言ったら、もちろん面白い。ただ、女性と東洋人の扱いが、一貫して余りと言えば余りにアメリカンなのが引っかかる。 ハリポタはやっぱりイギリスっぽかったし、ファンタジーだといっても――あるいは、だからこそ――国柄というのは... 2010.9.10 文化芸術宗教
文化芸術宗教 サビン・バリング=グールド『ヨーロッパをさすらう異形の物語―中世の幻想・神話・伝説』 監修の池上俊一氏からたどり着いた本。こういう事典的なものをがーっと読むのも中世ファンタジーも大好きなのでわりとツボにはまった。目次の項目を並べてみるとこんな感じ。 さまよえるユダヤ人 永遠という罰の重み プレスター・ジョン 朗報かそれとも悪い報せか 占い棒(ダウジング) なんでも見つけ出す魔法の棒 エペソスの眠れる七聖人 復活する死者 ウィリアム・テル 本当はいなかった弓の名手 忠犬ゲラート 命の... 2009.5.6 文化芸術宗教
文化芸術宗教 古川日出男『アラビアの夜の種族』 わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: この本がスゴい2008 わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「アラビアの夜の種族」はスゴ本 【徹夜保証】 と、スゴ本さんのところでメチャメチャ褒めちぎられていたので正月休み用に選んだのだが正解。ネタバレすると致命的というわけではないが、かなり興がそがれると思うので検索禁止。 100%味わえるかどうかはある箇所で「○ィ○○○... 2009.1.2 文化芸術宗教