デイヴィッド・エディングス『ベルガリアード物語』

予言の守護者 - ベルガリアード物語〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)

 確か誰かが褒めてたので、旅行中に読んでいた本。言わばアメリカのファンタジー系ラノベ。いま調べたら、出たのはちょうどロードス島戦記よりわずかに前の時代らしい。

 面白いかつまらないかと言ったら、もちろん面白い。ただ、女性と東洋人の扱いが、一貫して余りと言えば余りにアメリカンなのが引っかかる。

 ハリポタはやっぱりイギリスっぽかったし、ファンタジーだといっても――あるいは、だからこそ――国柄というのはあるものだね。それ自体一種の偏見と言ってしまえばそれまでだけど。

 同じ旅行で指輪物語のDVDを買ったので、どうしても比べてしまうが、こういう二流のファンタジーと比較すると、トールキンがいかに気を遣って書いてるかがわかる気がする。もっとずっと昔であるにも関わらず。

おまけ

 アメリカン。

コメント

  1. 木戸孝紀 より:

    そんな言い方されるとかえって気になるやんけ。
    たぶん読まないけど。
    確かに荒川弘は「B級」という言葉のイメージアップに
    大幅貢献した気がしますな。

  2. 匿名 より:

    読んだのがベルガリアードで良かったな
    ドラルだったらおまえ死んでたぞ

    ネタ失礼。結構本気でドラルの感想も聞いてみたい気はしますが、わざわざ読む必要はないです。
    「二流」と言われてしまうとちょっと悲しいけど、「B級」なら許せそうな気がするのは荒川弘のせいなのだろうか。

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