科学技術哲学 マーティン・ガードナー『奇妙な論理 だまされやすさの研究』 最近亡くなったマーチン・ガードナーによるニセ科学本の古典。原題"In the Name of Science."(『科学の名の下に』) 原著は1952年著と相当に古く、単に多くのネタが昔の話であるというだけでは済まない。一例を挙げれば、「ニグロ」という単語が、単に「黒人」という意味でなんの注釈もなしに使われる。現代ではありえないことだ。 この本の面白さは、それほどまでに古いにも関わらず、その価... 2010.6.22 科学技術哲学