政治

ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ 中間テスト

しばらくの間、全く無関係ではないとはいうものの死刑問題に浮気していたり、やっぱりもうちょっと年代順を続けた方がわかりやすいかと思って構成を変更していたりと色々事情があってずっと停止していましたが、そろそろガイア教シリーズを再開しようとしています。  しかし、やはり最速でも週一・週二ぐらいしか更新できないので、待ち時間に使えるクイズ集を作ってみました。これは学校の試験ではありません。正解を出すことよ...
政治経済社会

『鳩山法相の死生観』を真剣に読めば死刑問題がわかる その7

「人の振り見て我が振り直せ」  (その6)朝日や毎日の記者たちがまったく分かっていなかったのと同様、死に神コラムを擁護した大半の日本の死刑反対派も、またわかってないと言わざるをえない。特に死に神コラムを擁護しながら「日本の死刑は土人の祭り」とか言って喜んでいた人々には失笑を禁じえない。  もちろん私は21世紀の人間なので、誰かが土人だからといってそれだけでバカにしたりはしない。だが、土人が土人を土...
ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ 目次

このエントリは『ガイア教の天使クジラ』シリーズのポータルページとしてwiki的な使い方をします。 シリーズ本編 回数タイトル 第1回個人的回想と主題の提示 第2回“存在の大いなる連鎖”の概念とその変遷 第3回反捕鯨は食肉業界の陰謀でも文化帝国主義でも人種差別でもない 第4回反捕鯨は科学や論理的整合性の問題ではない 第5回金儲けのための宣伝や政治利用を批判するのが論の目的ではない 第6回活動家の熱意...
政治経済社会

核と塩

日本は核武装する責任がある - satohhide’s log cabin  昔上記エントリを読んでたときに思いついた話だが、ネタ帳に埋まっているのを発見したので核。じゃなかった書く。  軍事力が通貨の信用の裏付け(のひとつ)となるなどというのは、別に核以前から当たり前の話なので、ウラン・プルトニウム本位制という話にあまり価値があるとは思えない。現代の核の位置づけをたとえるなら金よりむしろ塩だろう...
政治経済社会

『鳩山法相の死生観』を真剣に読めば死刑問題がわかる その1

予習用資料と前置き 死刑 - Wikipedia 死刑存廃問題 - Wikipedia 特集ワイド:死刑執行13人 鳩山法相の死生観 - 毎日jp(毎日新聞)  宮崎勤の死刑執行や朝日新聞の死に神コラムをきっかけに再燃している死刑問題。ガイア教シリーズの途中なので、これに中途半端に触れると「なんでも宗教で片づけようとすんなよ」とか誤読されるのが嫌で黙っていようと思ったのだが、そうもいかない気がして...
政治経済社会

内藤正典『激動のトルコ―9・11以後のイスラームとヨーロッパ』

トルコについての本。 世俗主義とイスラーム主義の対立の話 イラク戦争とクルド問題の話 EUへの加盟を望むが、結局はイスラムだから何かと口実を設けられて拒否される話 911やムハンマド風刺画事件とEU内のトルコ系移民の話 EU内部の政教分離の話  特に「これは!」という何かがあるわけではないが面白かった。ここはやはり21世紀の運命を分ける土地の一つなんだろうな。 おまけ 【ニコニコ動画】沸騰都市 0...
ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ29 ジョン・C・リリー『イルカと話す日』 4/8

【第28回】 【目次】 【第30回】  前回に続き『イルカと話す日』を読み進めよう。今回はいよいよ我々がリリー博士から学ばなければならないことの核心に迫っていく。  ここで現在、人間が論争しているクジラとイルカに関する二通りの考え方を比べてみたい。  最初の考え方は十九世紀の生物学から生まれたものだが、これは脳の構造と脳のはたらきについて多くの発見がなされる前の考え方である。脳の重さや体重が測定さ...
ガイア教の天使クジラ

ガイア教の天使クジラ28 ジョン・C・リリー『イルカと話す日』 3/8

【第27回】 【目次】 【第29回】  『イルカと話す日』を読み進める前に、ちょっと補足しておかなければならないことがある。  私はリリー博士のことを「ガイア教史上最重要人物」と呼んでいる。私はそれが適切な表現であると思っているし、今後も変わらない。  ただし、それが「彼がいなければガイア教は生まれなかっただろう。」とか「彼がいなければ反捕鯨運動などなかっただろう。」というような意味に受け取られて...