経済

おすすめ書評まとめ

書評在庫一掃セール2010年10月版

最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。  ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。 『5万年前―このとき人類の壮大な旅が始まった』★  ニコラス・ウェイド著。ところどころちょっと勇み足っぽく見えるところがあるが、悪くないと...
政治経済社会

ティム・ハーフォード『人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く』

『まっとうな経済学』と同著者。 原題は『生活の論理:不合理な世界の合理的な経済学』ぐらいの意味合いで、今回もかなり面白い。  『まっとうな経済学』は『ヤバい経済学』と連続して紹介したけど、奇しくもまた『超ヤバい経済学』に連続しての紹介。  それぞれの位置づけも、やはり前回と同じで、変わった話題に経済学的視点を適用してみる『超ヤバい経済学』に対して、こちらはひたすら“インセンティブ”という視点に絞っ...
政治経済社会

スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー『超ヤバい経済学』

前作に比べると大幅に劣るけど、やはり面白い。売春の章が一番面白かった。  一般に話題になったのは温暖化の章らしいが。まあこんな皮肉った言い方してるから、もめるのは仕方ないか。  一方、どんな宗教にも邪教はつきもので、地球の温暖化もご多分にもれない。ボリス・ジョンソンは古典学を学んだジャーナリストで、その後ロンドン市長になった人だ。彼はラヴロックを読んで――ジョンソンはラヴロックを「神がかりの人」と...
ゲーム森羅万象

ソーシャルゲームは誇示的消費を考慮に入れた新しい人間性ハックだ

shorebirdさんのところで『Spent.』の連載やってるからか、誰かがグリーやモバゲーを下流食いと揶揄して物議を醸した話に関連して、考えてみたくなった。 妄想の翼広げて 人生・MMORPG・麻薬・ライフハック  上記エントリの続きでもある。この時の要点は、MMORPGのようなゲームが、一種の人間性ハックになっているということだった。  あの時代にはまだ、現在ソーシャルゲームと呼ばれているもの...
おすすめ書評まとめ

書評在庫一掃セール2010年7月版

最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。  ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。 『シー・シェパードの正体』★  佐々木正明著。興味ある人は押さえておいてほしいけど、日本では、シーシェパードをそのまま信じている人なんてあ...
政治経済社会

「長期的には我々は皆シンデレラ」

という言葉を考えたのだが、何一つ反応なくて寂しい。  最小限の音韻的変更で、意味がほぼ正反対の方向に*1通る、我ながらなかなかよい言葉遊びだと思うのだが。  特に、ビジネス系・経済系のブログタイトルなどにぴったりだと思うのだけど、自分では使わないし、誰かいりませんか。 *1:元々の言葉も、本来の文脈では特に悲観的なものではなく、むしろ悲観論を茶化すジョークだったようだが。 おまけ  言葉遊びつなが...
おすすめ書評まとめ

書評在庫一掃セール2010年6月版

最近読んだ本、またはずっと紹介したいと思っていた本の中から、個別エントリにするタイミングがなさそうなものを、まとめて一挙紹介。  ★は1-5個でオススメ度。人に薦める価値がまったくないと思うものはそもそも取り上げないので、1個でもつまらないという意味ではない。 『火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者』★★★  オリヴァー・サックス著。『動物感覚』でこれだけ読み落としていたことに気づいた。『...
政治経済社会

不動産投資について調べてみた

引っ越してすぐの頃、家賃の払い込みをする時に、このようなことを考えた。 「オーナーは契約書に名前が載ってるだけでこの家賃を受け取ってるわけだ。これは払う側ではなくもらう側にならなくてはいかんのではないか?」  そこでマンション・アパート経営について一通り調べて、実際にそういう不動産屋にも足を運んで話を聞いてみたりした。すると、よくあることだが、調べるほどそんなにうまい話はないことが明らかになってい...